RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

資生堂パーラー@銀座:洋食

実は、お初。
名前は当然良く聞くが、場所すら知らなかった。
いざ、調べてみれば、何とギャラリーの上階じゃん。
かなり頻繁に行っているのに、まるっきり気が付かなかった。

事前に予約をして訪問する。
カジュアルではあるが、
(普段のように)いかれた服装ではないつもりだったが、
何と無く上から下まで見られて、値踏みされてるような気がしたのは
僻目かな。

4階と5階があるから、5階の方が上席だろう。
4階の比較的奥の席に通されるが、お手洗いも近いし、
外見に合わせて、と言うことですか。

ビールなぞを飲みながら、メニューを検討する。
しかし、お酒の御代はかなり高目。
市価の三倍、と思った方が良い。
あとで、グラスシャンパン、グラス白を各一杯づつ頼むのだが、
注がれる量も多くはないので、余計にそう感じてしまう
イメージ 1
(あ、勿論、ビールは小瓶一本、注ぎきりでした。
エビスの350mlが九百円強)。
《Moët & Chandon》は、ボトル一万円以上取られます。
ま、場所と雰囲気代、かな。

ちなみに、後から来た中国人の二人連れ、
「お酒は要らない。水で良い」と料理を食べていた。
ある意味、賢い使い方と思う。

食したのは、《西洋料理 花椿コース》。
お値段は7,400円。
基本お二人様向けの構成なので、
別々のものを頼みシェアすると、
色々味わえて楽しいと思う。

イメージ 2
先ずは「突き出し」。「アミューズ」とかと言って欲しかった・・・・。
《二色のアスパラガスのサラダ》
白と緑の色取りが美しい。
薄く味が付いた状態で茹でられ、更にドレッシングで輻輳する。
初夏の爽やかな味わい。

イメージ 3
《本日のオードブル盛り合わせ》~もう一方は《タラバガニのサラダ》
左奥の丸い赤はトマト。甘いシロップに漬けられ、さながら果物。
右奥はハチノス(ホルモン)。処理が上々。トマトソースをたっぷり吸って、
何よりも軟らかい。

イメージ 4
コンソメスープ》~もう一方は《ヴィシソワーズ》
前回の『オークラ』のコンソメよりも塩分強め
コク弱め。色が薄めなのが、物語っている。

イメージ 5
《ミートクロケット トマトソース》
上には揚げたパセリ。
中のベシャメールソースは熱々で濃厚。
牛肉がごろっと入って、歯応えのバリエーション。
衣はさっくり。
また、これもトマトソースが味わい深い。
最後はパンでキレイに掬う。

イメージ 6
《本日の肉料理~牛ヒレ ステーキ》~もう一方は《本日の魚料理~鱚のポワレ
肉の表面はかりっと、中は血が滴るほど。
でもちゃあんと火が通り、軟らかい。肉の味が思いっきりするし、
これもソースが素晴しい。
ほの甘い中にもコクがあり、肉の味を引き立てる。

イメージ 7
ビーフカレーライス》~もう一方は《ハヤシライス》
スライスされた大き目の牛肉が複数枚入っている。
日本のカレーを思わせる外見ながら、かなりスパイシー。
でも、辛いものが苦手でも、十分に堪能できるほど。


イメージ 8
デザートは四種類から選択。
これは、《チョコレートパフェ》。

実は、ここで残念なことが。
オーダー順の間違えだろう、ライスがサーブされる前に、
デーザートが作られ、テーブルの傍まで持って来た時点で気が付いたらしく、
そのまま、回れ右をして下げて行った。
本来なら、作り直すべきだと思うが、一旦冷蔵庫で保管し、
それを再度供したようだ。
ちゃあんと見てたし、
何よりクリームもかなりゆるゆるになってたし。

最後に《コーヒー》と《プチフール》。
《コーヒー》は濃く淹れられ、口の中をさっぱりさせる。
《プチフール》は直径二cmほどの《ミルフィーユ》等が二種。
これは楽しい。

前述のお酒を入れ、税・サービス料合わせて、
二人で2.5万円。
ハレの日の食事には相応の金額、かな。

パンがなくなれば、「お代わりは如何?」とすぐ声がかかるし
(当然、グラスが空になった時もだけど)、
吃驚したのはサニタリーの充実。
トイレのペーパータオルの大きさと厚みといったら、もう。