三ヶ月前にオープンの新店は
名前が「ちん」で終わるのに{ちゃん系}だと言う。
なるほど店頭にも、その旨のシール
「ちゃんのれん組合」が貼られている。
【新橋駅前ビル1号館地下1階】のしかも分かり難い場所に在ると聞いていたので、
逆にそれらしい方に向かえばあっさりと見つけられる。
店内は厨房を囲むL字型のカウンターで
最大六人が立ち喰いで向かえる。
ラーメンを立ち喰いするのは
『龍馬@四ッ谷』以来かも。
11:15の店頭着で先待ち六人に接続、
その後も並びはずんずんと伸びる。
券売機の前に辿り着いた時点で食券を購入。
同店では
中華そば
750円一択。
待つこと25分で中に招き入れられ
食券をカウンター上に置く。
給水機は向かって右手に在り、
セルフサービス。
そこから3分ほどの待ちで供された一杯。
汁がなみなみと注がれ丼から溢れそう。
下には受け皿も敷かれている。
チャーシューは大人の掌大、
薄めのロース肉が五枚。
都度スライサーで切り出されており、
軟らかく豚の香りも良い。
脂も適度に乗り、美味しい。
それとは別にブロックから切り出された厚みあるものが少々。
こちらは濃い目の醤油味が効いている。
中央にはざくざくと輪切りにされた葱が一つかみ。
その下には細めのメンマが多めに。
濃い色が付きこりこりの歯ざわり。
麺はやや細、ストレート。
表面な滑らかでしなやか。
つるっと啜れ、もっちりな噛み応え。
量は150gほどはあるか
スープの表面にはくすんだ油が1㎝厚以上張られ、
そのせいで最後まで熱々。
また、これが意外と、スープそのものを味わう邪魔をしていない。
豚骨をベースに醤油を付加と思われる
お馴染みの味。
時として豚の匂いを感じつつ、
醤油の鹹さも味わいながら三割ほどを飲む。
あまりにも熱すぎて、これが限界。美味しいのに。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
同じビルの一階上には
やはり{ちゃん系}の『はるちゃん』も在り。
それでもマーケットとして成立するのは凄い。
もっともこちらは、安価、ライス無料、と
一種の差別化はできているが。