RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

とりやま@赤坂 2023年12月4日(月)

二週間前に『國』の跡地にオープンの新店。

『國』には二度ほど訪問も、
本年4月の時には店員さんの、
とりわけサブの人のモチベーションが相当に下がっていた印象。

厨房内でガシャンと大きな音を立てれば
普通の店なら「申し訳ございません」等の発声があるのに、
「ちっ」と、聞こえよがしに舌打ちをしていたのが記憶に残っている。

その後、9月に『會水案』に並んだ時には
既に閉店を視認していたのだが・・・・。


ファザードはそのまま、
店内は多少手が入っているよう。

厨房に向いたストレート七席のカウンター、
二人掛けのテーブルが二卓。


11:30の入店で先客はゼロ。その後
食べ終わって出るまでの来客は二。


券売機は入り口左手奥。

以前には製麺室が在った場所かと。

食したのは、
濃厚鶏白湯らーめん。
値段は1,100円。

ちょっと前まで、都内新店の
フラッグシップ一杯の平均は850円ほどだったと記憶も、
直近では千円~を付ける店が多くなってきた。

開店当初は無かった 麺大盛 も
+200円で可だが、もの凄い値段になってしまう。


食券を渡してから6分の待ちで
供された一杯。

具材の配置がなんともユニーク。


チャーシューは鶏が二種。
何れも花札大で厚みあり。

片や低温調理でしっとり、
片や甘鹹く煮込まれほろほろ。


白髪葱がたっぷり一掴み。
その上には彩りよろしく、
小口の九条葱がちょこんと。


メンマは太い拍子木状。
でも、繊維にすいすいと歯が通る軟らかさ。


麺は中、やや細、縮れ。

つるりとした表面の滑らかさ、
噛めば軟らかめのもっちりな感触。

量は150g弱か。


スープは鶏白湯で粘度は緩め。
しっかりと煮込まれ、
癖や臭み無く、鶏の旨味が十全。

野菜の丸い甘みもあり、
鹹さも抑えめで、奥の方にジンジャーが香る。

もともと量も多くないし、
重量級でもないので完飲してしまう。

後で冬に乾燥した唇がすべすべになる。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


体もぽかぽかに。

とは言え、千円超えだよなぁ、と
少々嘆息。