RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

天ぷら割烹 天冨久@大森 2024年5月3日(金)

【ミルパ】のアケード街を抜け信号を渡り、
直ぐの右手。

10:35の着で既に十三人の待ち。

店頭には開店予定時刻11:15の貼り紙。

Web上に散見される席数を勘案すると、
開店と同時に入店できそうと胸をなでおろす。

が、ここで代表待ちによる割り込みが。
前の方ではカップルの片割れと思われる女性が一人。

ただ酷かったのは自分の直前で
最初は初老の男性独りだったのが
奥さんが入り、更には息子夫婦(と、思われる)が入り総勢四人。

前、十七人に増殖し、
これで当初の期待もおぼろげに。

しれっと横入りするモラルの低さは問題も
店側も「代表待ち禁止」の告知をきちっと出すべきと思う。


11:05には暖簾が出され、前の方から人数とメニューの確認があり順次入店も
その動きは11:15で、十三人が入った時点で一旦止まる。

ああ、えてしてこ~ゆ~もんだよなぁ、と思う。
正直者が割を喰うのは、ホントに腹立たしいし悲しい。

11:30には店員さんからメニュー確認があり
11:40には着席で都合1時間5分を待った計算。

割り込みさえ無ければ25分からを節約できたのに、と
返す返すも悔しい。


実際に入ってみると、
一階は厨房に向いたストレート九席のカウンター。
と、すると、二階のテーブルには四人程度までを入れる計算か。


食したのは、
江戸前活〆ハーフ穴子天丼。
値段は1,700円。


そこから15分の待ちで
先に味噌汁と漬け物が
さらに1分後に天丼が供される。

揃い踏みの図。


味噌汁の具は葱、豆腐、若布。
味噌の味が強めに効いている。


漬け物は柴漬け、生姜、高菜。
片方に寄せられ皿のスペースが空いているのは、
天麩羅を置けるようにとの配慮のよう。


で、肝心の天丼。

凄い盛りになっている。
これでご飯は並み。


海老二尾は太くぷりっぷり。
尻尾までからっと揚がりかりさく。

トマトにはタレが掛かっておらず
塩が付いている面白い供され方。

ピーマンも程良い苦みと歯触り。

出色なのは海苔で、
くしゃっとならず、ピンと元の形状を保っている。
片側に衣を寄せて付け揚げる等の工夫の賜のよう。


茄子の表面はかりかりも
中は熱々で蕩ける。

鶏も身はしっとり。

穴子もほくほくの食感で満足満足。


ご飯は硬めの炊き加減。

タレは少な目も、素材の味で十分に食べさせる。


玉子は最後まで残しておき、

TKG仕様で(笑)。


全体的に油のキレは良く、もたれることはない。
タレもさっぱり目。

さくさくほくほくと最後まで楽しく食べられる。


会計は食後に入り口脇のレジで。

厨房や店員さんへの「ご馳走様」の発声にも
喜びが込もる。


並びがもう少し少なく、
モラルの低い客が居ないのなら
定期的に行きたい店だが・・・・。