三ヶ月振りの標題店。
気温が高くなる前に
熱い汁モノを食べておこうとの算段。
11:10の入店で先客は一、と思ったら
どうやら店主さんの知己のよう。
マスクをしたまま談笑している。
ちょっと新鮮な光景(笑)。
その後、食べ終わって出るまでの来客は一。
入り口右手の券売機で購入したのは
破 ポン酢 970円の食券。
煮玉子も魅力的だけど、千円を超えちゃうしな。
そういえば、以前の店では
お釣りが出ぬよう、
ピッタリの金額にメニューを組み合わせて
オーダーしていたことを思い出す。
カウンター越しの現金払いだったからね。
そんなことを考えながら
待つこと5分で供された一杯。
「ポン酢で~す」と置かれた途端に、
酸味がもうっと立ち上がる。
野菜はくた気味。
モヤシ主体にキャベツもそこそこ。
熱々ではないので、
はむっと一口二口。
その後に天地を返す。
思いのほか細身の麺が現れる。
この前の時より、更に線が細くなった印象だけど
気のせいからしら。
こちらも熱さはさほどではないので、
箸でわしっと掬い、口いっぱいにほおばる。
軟らかめな感じも、芯には粉っぽさも残り
もごもごと噛みしだけば
麦の旨味がじゅわっとする。
{G系}を食べていて最も多幸感のある瞬間。
量も250gくらいはあるから、それが長く続くのは嬉しい。
スープは豚醤油にポン酢。
表面には透明の油、
その下にはくすんだ琥珀色、
更にはたっぷり背脂が浮遊。
酸味も強く、鹹さも脳天に響くほど。
麺を食べ終え、一口ほどを含んで
これはいかんと、あっさり降参。
豚は厚みもあり、塊に近いものが三個ほど。
箸で摘まめばくたりとし、
すっと歯が通り、やわやわの食感。
もうネ申の領域です。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
一回食べてしまうと、後を引く
中毒性の高い一杯。
次は《醤油》を早めに行っておこう。