『社井田』が無くなってしまったのは残念だけど、
こんなに早く、あの『凛』が戻って来るとは思わなかった。
今月3日のオープンなので、
ほぼほぼ三週間。
今日みたいに陽は出てないけど
気温と湿度が高い日にがっつり系は辛いけど
もう辛抱たまらんのよ。
店内は壁に向いた七席と
厨房に向いた三席のカウンター。
席間には透明なアクリルの衝立。
厨房は壁で囲われて見えず、
ある意味、緊張がほぐれたりする。
12:40の入店で先客は六。その後
食べ終わって出るまでの来客は四。
券売機は入り口右手。
その前に、目の前に設置されているアルコールで
手指を消毒。
食したのは、
破 ポン酢。
値段は970円。
水がたっぷりと注がれたコップと割り箸は、
指定された席に予めセットされている。
これもコロナ対策なのね。
食券を渡してから10ほどで
熱々の一杯が供される。
目の前にとんと置かれた途端、
柑橘系の酸っぱい香りが立ち上がる。
野菜がたっぷり、それもモヤシ主体に
キャベツが視認できるほど入っているのは嬉しい。
かなりくたくた。
それでもほの温かい程度なので
上からわしわし食べ始める。
軽い酸味を纏って、これははかどるはかどる。
チャーシューはトランプ大、1㎝厚が二枚。
赤身の旨味がしっかりで肌理が細かい。
醤油の鹹さも染みている。
野菜を七割方食べてからさっと天地を返す。
麺量もそこそこあるなぁ。
中、やや細、厚みある平、捻じれ。
濃い麦色で、むっと歯を立てれば
ぐみっとした噛み心地。
熱さを厭わず、口の中にもごもごと詰め込み
もむもと咀嚼すれば、麦の旨味がいっぱいに広がる。
物凄く幸せを感じる瞬間。
嚥下するのももどかしく、すぐさま
次を手繰る。
永久運動が止まらない。
スープは豚醤油にポン酢の酸味が効いたもの。
最初聞いたときはえっ!と、ありえね~と思ったけど、
実際に食べれば絶妙な取り合わせ。
鹹さとのマッチ度合いがもう素晴らしく。
それでも相当量を残しちゃうんだけど。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
その昔にメインで供されていた細麺は
今では限定で出されるよう。
食べたいのは山々も、時間が合わないだろうなぁ。