RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

鴨川ホルモー@チネチッタ川崎 2009年5月1日(金)

映画の日にやって来たのは、

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【川崎チネチッタ】の〔鴨川ホルモー

CINE7は席数244の、さほど大きくはない劇場。
傾斜はきつめ、スクリーンは上部に設置されているので、上の方が観易い。
前の方は、かなり見上げる感じになる。
中は半分程度の入り。

京都大学の新入生『安倍清』は、「普通のサークルだから」と{京大青竜会}の
新歓コンパに誘われる。同席した『早良京子』に一目ぼれした『安倍』は、
彼女と仲良くなりたい一心で{青竜会}への加入を決意する。

しかし、この{青竜会}は”鬼=式神”を使って、”ホルモー”という謎の競技を行う、
499代の歴史を誇る団体だった。

半信半疑ながらも”ホルモー”の修行に励む『安倍』を始めとする
十名の京大新入生。
そして”ホルモー”の初戦に望んだ彼らは・・・・。


四神といった東西南北を司る霊獣。
陰陽道式神
『安倍清』始めとして『早良(さわら)』『楠木』『三好』といった京都所縁の数々の名前。
そして、数多の京都の観光名所。

更に、京都大学を始めとする、市内の実在諸大学と、
”ホルモー”という虚構がうまくミックスされ、
何とも怪しげな世界感が表現されている。

あまりお上品とは言えない”オニ語”と、それにあわせたユーモラスな振り付け。
これを役者は真面目な顔をして演じている(勿論、『栗山千明』も「ゲロンチョリー」
と言いながら、恥ずかしいポーズを決めている)。
そして、独特の”ホルモー”のルールが、最後になって効いて来る。

お馬鹿な笑いを盛り込みながら、恋愛や友情といった、基本項目も
ちゃあんと取り込んで、摩訶不思議な青春映画として立派に成立している。