料理店に来る、寂しい独身女性相手の結婚詐欺を
『里子』が思いつき、『貫也』がそれを実行に移す。
それで得た金を、次の店の開店資金にするために。
『里子』が思いつき、『貫也』がそれを実行に移す。
それで得た金を、次の店の開店資金にするために。
多くの女性から小金を寸借する内に、
夫婦の関係が微妙に軋みだす。
夫婦の関係が微妙に軋みだす。
タイトルこそ『・・・・ふたり』となっているが、
これは、『里子』の映画である。
これは、『里子』の映画である。
それは、パンをむしゃぶる様に食べるシーンに象徴されるのだが、
観ていて、ぞっとさせられる。
観ていて、ぞっとさせられる。
夫が自分以外の女性と懇ろになる心の葛藤を
比較的抑えた演技で表現している。
比較的抑えた演技で表現している。
考えてみれば、ここでの『貫也』は、けして悪人としては
描かれていない。
騙した女性達に、一時の夢を与えた存在として、
寧ろ肯定的だし、彼女らが、彼の事を
知っている自慢をするシーンからも
それは窺える。
描かれていない。
騙した女性達に、一時の夢を与えた存在として、
寧ろ肯定的だし、彼女らが、彼の事を
知っている自慢をするシーンからも
それは窺える。
最初は夫と一緒に、やや怯えた様な、
最後は意志の詰まったしっかりとした。
その大きな眼に、我々に射抜かれそうになるのだ。
最後は意志の詰まったしっかりとした。
その大きな眼に、我々に射抜かれそうになるのだ。