RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

「多元時空」写真展 コーシャ・フェレンツの世界@ギャラリー大和田 2012年9月15日(土)

主催は「ハンガリー文化センター」!

展示されているのは、同地の映画監督『コーシャ・フェレンツ』
がものした写真の数々。

寡聞にして、同氏の映画作品は未見だが、
写真作品から想像するのに、
美しさが際立った画像の造り
なのだろう。

元々、映画監督には、絵心の有る人も多く、
あの『クロサワ』は絵コンテの作品集も出しているくらいで、
一方、『スピルバーグ』のそれは
小学生並みの拙さなのに驚いた記憶がある。




会場の「ギャラリー大和田」は丁度
セルリアンタワー】の裏手
「渋谷区文化総合センター大和田」の二階に在る
公営のギャラリー。

なんと、この施設プラネタリウムも併設されている
(訪問日は、残念ながら休止中だった。投影されてたら
久しぶりに見たかったなぁ)。

しかし、渋谷には随分と通い、この施設の前も幾度となく通ったのに
全然気づかなかった。


で、本展。

イメージ 1


案内は左隅に、小さく貼ってある。


風景を基本にしているのだが、
全てのキャプション(撮影場所、日時、タイトル)は
一切排除されている。

大まかな地方(北アメリカ、とか、日本、とか)
のみが添えられ、我々は、持っている記憶を総動員して
(或いは、それらを、全て取り外してしまって)
作品そのものと向き合うことになる。

清冽な画面を前にして、ぴりりとした緊張感が漂う。
これに無垢に向かい合うには
相当の手練れか、邪心の無いオーディンスでないとムリだろう。


入場料は無料。
会期は(残念ながら)本日まで。
が、今後、各地での巡回展が予定されているみたい。