開催されている展覧会は二つ。
最初は遠景、徐々に近付いて行くのだが、
全景を外すことは無い。
全景を外すことは無い。
朝未だ来の情景から始まり、
やがてカーテンが開けられ
洗濯物が出され
布団が干される。
やがてカーテンが開けられ
洗濯物が出され
布団が干される。
夕方になり、それらが取り込まれ、
再びカーテンが閉められる。
再びカーテンが閉められる。
人間達の日常の行為が
悠久の様に繰り返される。
悠久の様に繰り返される。
しかし、そこに人々の姿は無く、
さんざめきや、からころと響く靴音だけが
BGMの様に耳に入って来る。
さんざめきや、からころと響く靴音だけが
BGMの様に耳に入って来る。
例え人類が滅びてしまっても
これらの行為は永久の存続するかのごとく
正しくない既視感に囚われてしまう。
これらの行為は永久の存続するかのごとく
正しくない既視感に囚われてしまう。
静謐な画面であるのにも拘わらず、
妙に心持を落ち着かなくさせるのだ。
妙に心持を落ち着かなくさせるのだ。