席数224の【CHANTER-1】は満席。
公開二日目に加え、「映画の日」だとしても凄い。
しかし、その息子は、彼女がどんなに愛情を注いでも、
全く懐こうとしない。
全く懐こうとしない。
人並み以上の知能や運動能力も有る筈なのに、
母親に対してだけは反発し、心を開こうとしない。
母親に対してだけは反発し、心を開こうとしない。
やがて『ケヴィン』は、外見こそ彼女そっくりに成長するが、
その悪意は度を増し、
遂には残忍な事件を引き起こす。
その悪意は度を増し、
遂には残忍な事件を引き起こす。
物語は複数の時代が並列して描かれる。
よって観客は、それらを時系列的に再構築し、
整理しながら理解せねばならない。
整理しながら理解せねばならない。
次いで、彼女が町中の人々から
激しく排斥されていることが判って来る。
しかし、ここでは、まだ、その理由が判然としない。
激しく排斥されていることが判って来る。
しかし、ここでは、まだ、その理由が判然としない。
やがて、生れ落ちた『ケヴィン』を仲立ちとした暮らし。
ここでの息子は、三歳にして、はや恐ろしい眼差しを見せている。
ここでの息子は、三歳にして、はや恐ろしい眼差しを見せている。
やがて妹の『セリア』が生まれても、
母親に対する息子の態度は変わらない。
そればかりか、その仕打ちは妹へも向かい始める。
母親に対する息子の態度は変わらない。
そればかりか、その仕打ちは妹へも向かい始める。
中途に挟み込まれるシーンを勘案すれば、
『ケヴィン』が何をしたのか?の大凡の見当は付く。
『ケヴィン』が何をしたのか?の大凡の見当は付く。
しかし、彼が、
何故それをしたのか、
母親に何を感じていたのかは
最後まで理解できない。
何故それをしたのか、
母親に何を感じていたのかは
最後まで理解できない。
なので、帰り際に、人々が話す感想を
それとは無しに聞いていると、
あまりにも幅がある事がわかる。
全ての結論は、ここでは保留されているから。
それとは無しに聞いていると、
あまりにも幅がある事がわかる。
全ての結論は、ここでは保留されているから。
我々は、そのラストシーンを前にして、
言い様の無い不安を持ち、戸惑うばかりなのだ。
言い様の無い不安を持ち、戸惑うばかりなのだ。