RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

劇場版 怪談レストラン@109シネマズ川崎 2010年8月29日(日)

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夏休み最後の日曜日に加えて、キャパが72と少ない【シアター10】は
満員御礼。
客層は親子連れ、小学生のグループ、
そして主演の『工藤綾乃』チャンを観に来た
不純な動機のアブナイおやぢ(あ、俺か)が、ちらほら。

そ~ゆ~ワケで(ど~ゆ~ワケだか・・・・)、
事前知識も無いまま来たものだから、
結果かなり戸惑うことに。


映画自体は二部構成。
テレビ版を引き継ぐ、
イントロダクションとなるショートアニメに続いて、
実写の本編(オルジナル)が始まる。

後から知ったことではあるが、
原作となる小説シリーズに加え、
DSソフトまで発売されている人気物件(なんだって)。


差出人不明の「死神メール」が、
登録した記憶の無い着メロと共に届き出すと(〔恐怖新聞〕ですかぁ)、
四回目の着信では死神に連れ去られてしまう、
という都市伝説。
それを防ぐには、ある呪文を返信する必要があるのだが、
いまだかってそれを見つけた人はいない。

主人公の「怪奇探偵」(略して「カイタン」らしい)の『天野ハル(工藤綾乃)』は
行方不明となった妹を捜すために動き出す。


しかし、まずもって、実写版主人公の『工藤綾乃』が
ポスターで観るより可愛く撮れていないのは、
監督の力量不足に拠る所大だろう。

途中、幾つか出てくる「妖怪払い」のグッズも、
あんまり過ぎて、どう反応して良いものやら・・・・。
暗闇の中で微苦笑するしかない。

また、ストーリーの倒叙も曖昧で、頗る混乱してしまう。

かなりご都合的に展開されているようだが、
子供達はこれで満足なの?
来場者の属性が想定できる以上、
もちょっと、創り方が有ったのでは?


子供向けアニメを大人の鑑賞に耐え得る作品として昇華させた好例には、
〔嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦〕があるが、本作のスタッフには
その気概が無かったのだろうか。