10回目の記念展ということで、
常と異なり一階には過去の受賞者の作品を集めたコーナーが。
常と異なり一階には過去の受賞者の作品を集めたコーナーが。
ちなみに去年はこんな感じ。
前者は〔四季2010〕
金箔や光る石を多用。
POPと和風が融合した人物が、油彩で、
春夏秋冬各一人ずつ描かれている。
アルファベットでキャッチも描きこまれ、
いや、相変わらず、観ていて楽しくなる。
金箔や光る石を多用。
POPと和風が融合した人物が、油彩で、
春夏秋冬各一人ずつ描かれている。
アルファベットでキャッチも描きこまれ、
いや、相変わらず、観ていて楽しくなる。
後者は〔落花〕。黒や茶が主体の渋い世界。
水面には一葉の枯葉。それを追う様に(それとも起点に)、
花や葉が回転しながら、渦を巻いて昇っている様にも見える。
蝶が乱舞しながら纏わり付いている。
丁度、『速水御舟』の〔炎舞〕を逆さして、再構成したような。
水面には一葉の枯葉。それを追う様に(それとも起点に)、
花や葉が回転しながら、渦を巻いて昇っている様にも見える。
蝶が乱舞しながら纏わり付いている。
丁度、『速水御舟』の〔炎舞〕を逆さして、再構成したような。
”公募2010”の展示では、
『大塚怜美』の〔籠中鶏図〕。
「籠」と言っても、ここではスーパーの買い物カゴ。
箔の上に描かれた鶏は、尾や足、鶏冠は立派だが、
胴体は、捌かれ、トレーに詰められ、ラップをかけられ、
「モモ肉」「ムネ肉」のシールを貼られた肉の塊。
なまじ正統の日本画表現だけに、タイトルから想像される図との
ギャップが堪らない。
『大塚怜美』の〔籠中鶏図〕。
「籠」と言っても、ここではスーパーの買い物カゴ。
箔の上に描かれた鶏は、尾や足、鶏冠は立派だが、
胴体は、捌かれ、トレーに詰められ、ラップをかけられ、
「モモ肉」「ムネ肉」のシールを貼られた肉の塊。
なまじ正統の日本画表現だけに、タイトルから想像される図との
ギャップが堪らない。
そして『three』の〔14.2kg〕。
表面に極彩色の墨流しをしたような、波打つ長方形の物体が、
ポツンと置かれている。
厚みは3cm×幅は30cm××長さは1m程だろうか。
表面の色と形状以外は、何の変哲も無い一枚のプラスチック版。
しかし、材質の欄にには「フィギュア」と?
そこで、身を屈めて下から覗き込むと、
そこには累々と敷き詰められた美少女フィギュアが・・・・。
うげ。
型にフィギュアを詰め込んで、熱を加え溶かしてから形成したのだな。
なんて罰当たりな。一部の人が見たら激怒するだろう。
レアモノがあったら、大変じゃあないか!
表面に極彩色の墨流しをしたような、波打つ長方形の物体が、
ポツンと置かれている。
厚みは3cm×幅は30cm××長さは1m程だろうか。
表面の色と形状以外は、何の変哲も無い一枚のプラスチック版。
しかし、材質の欄にには「フィギュア」と?
そこで、身を屈めて下から覗き込むと、
そこには累々と敷き詰められた美少女フィギュアが・・・・。
うげ。
型にフィギュアを詰め込んで、熱を加え溶かしてから形成したのだな。
なんて罰当たりな。一部の人が見たら激怒するだろう。
レアモノがあったら、大変じゃあないか!
九十点強の展示は見応えも十分。
タイトル以外に技法と材質も注視すると、更に面白みが増す。
タイトル以外に技法と材質も注視すると、更に面白みが増す。