RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

のだめカンタービレ 最終楽章 前編@109シネマズ川崎 2010年1月10日(日)

それにしても大変な混雑だ。入り口からも人があふれ出している。
手売りの窓口だけでなく、自動券売機にも長蛇の列。
10日の割引Dayに加えて日曜だし、天気は好いし、新作・話題作も豊富だしな。

従い、SOLD OUTの告知が大量に張られている。

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勿論、本作とて例外ではなく、246席の【シアター1】が満員。
公開四週目を超えたのに、大層な入りである。

〔Lesson 1~Last Lesson〕までの11話と、〔Special Lesson 1・2〕、
それを受けての本作となるわけだが、
〔Special〕を見ていない人でもすんなりと物語の世界に入り込めるように、
脚本が上手く構成されている。

こういったテレビの続編映画化や、スピンオフ企画は、
ともすれば映画なのか、大画面のドラマなのか判然としないものも多いが、
本編は、その奥行きや広がりが、立派に”映画”として成立している。

「映画館がコンサートホールに変わる。」がキャッチだが、確かに演奏のシーンは、
観客としてその場に座っている臨場感があり、素直に感動してしまった。

途中のアニメシーン等、やや饒舌な箇所が若干鼻に付くきらいはあるものの、
『のだめ』の弾けっぷりの前には全てが霞んでしまう。

そんな、こんなで、4月の後編が今から楽しみだし、格好の予告編となっている。

でも、これ、やっぱり映画ではなく、テレビドラマとして制作すべきだよなぁ。
昨今のテレビ局の状況からして、劇場とテレビ放送の二回分けて収入を得ようとする
考えはわかるけど。
映画でないと成立しない作品じゃあないもの。