RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

SPEC~天~@TOHOシネマズ川崎 2012年4月14日(土)

席数335の【SCREEN6】はほぼ満席の盛況。
客層は若年が多く、
地上波ドラマの延長企画ならでは
の印象。

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従前のドラマの知識は一切ナシで臨んだことを
少々後悔。

オープニングでテレビ放送時の纏めをしているのだが、
登場人物も多く、関係も複雑なため、
全然頭に入って来なかった。

なので、事前の予習・複数は必須。

ただ、同条件での〔TRICK〕〔踊る大捜査線〕〔SP〕に
その様なことは無かったのを考慮すると、
「語り口が悪いんじゃぁね~の」と
少々毒づきたくもなる。

ただ、最後まで観れば、漠然と掴めるのは救いだけれど・・・・。


やはり、類作との比較で、
〔アンフェア〕を観終わった時に、
その終わらせ方の「アンフェア」さ加減に立腹した記憶。
本作もエンディングに近くなるほどアンフェア度が増し、
最後はかなりの噴飯モノ。

「そう言った作品なのよ」と云われてしまえばそれまででも、
プロットの練りこみが、かなり甘い印象。


前述の作品からの引用、
過去の有名映画からの借用、
連発されるオヤジギャグと、
知識が多いほど楽しめる作品ではあるものの、
場内に都度都度起る笑いは局所的で疎ら。

来場者が均質では無いだろうことに加え、
出演者の滑舌の悪さか、
はたまた録音の悪さによるものか、
台詞の聞き取り辛さも
大きなマイナス要因。


各所に散りばめられた謎や単語は
未解決のまま取り残され、
今後の展開も十分に想定されるわけで、
そう言った意味ではカルト的な人気は
博するかもしれないけど、
それは「映画」が持つチカラではなく、
テレビの枠内で納まっていれば十分だろう。

どうして、映画化なの?