有り難い、有り難いと呟きながら入り口の戸を開ける。
チェーン店でも休業が多い年始に
この系列はきっちりと営業中。
新年最初の一杯はこことでと決めて掛かっている。
店内は厨房囲むL字型十二席のカウンター、
二人掛けのテーブル一卓、
壁に向いたストレート五席のカウンター。
入り口脇には消毒用のアルコール、
カウンターの席間には透明の衝立、
更には空間除菌機稼働中と対策は万全。
11:35の入店で先客は三。その後
食べ終わって出るまでの来客は二。
券売機は店の外。
食したのは、
特製油そば。
値段は950円。
食券を渡すと麺量の確認
並:200g、中:300g、大:400gから
中盛りを選択。
辛銀ダレについてはナシでお願いする。
9分ほど待って供された一杯。
海苔の存在感が凄いコトになっている。
海苔は全形一枚。
厚みがあって香りも良くぱりぱり。
半分はちぎって麺に混ぜ込み
もう半分はタレに絡めてまるっと頬張る。
チャーシューは大人の掌大のバラ巻一枚と解し。
何れも撹拌している最中に良い塩梅に麺に纏わる。
メンマは濃いめの色と味が付き、
一本は細目もこりこりした食感。
玉子の表面は無色も
半分に割れば出汁は沁み、
やや硬茹ででもふもふした口当たり。
麺の上にはたっぷりの葱、
更にその上には煮干しもトッピング。
ざっと撹拌すると汁は多め、
濃い色に染まった麺が現れる。
中、平、捻じれ。
むらなく茹り、表面はつるつる、もちもちした噛み応え。
量は確かに300gほど。
味付けは煮干し感全開。
でも変なえぐみは無く、程良い苦さ。
ちょっとだけくせを感じる旨味が
舌一面に広がって、多そうに思えたタレも
綺麗に無くなっている。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
マスクをして入店し、商品が来る迄は
着用状態でしゃべっているのは良しとして、
ラーメンを食べながらぺちゃくちゃと話すのは、
今までして来たことを台無しにする仕業と判ってない人間が多過ぎる。
老若男女、場所を問わず、二人以上になるとほぼほぼ見られる光景。
店の人が注意するケースもあるけれど、多くはないよね。