その場所に醸造所が在ることは随分と以前から知っていて
でもそのためだけに【清澄白河】までの交通費を払うのはちょいと痛い。
「MOT」に行くついでであればよいのだが、
九分九厘は年始の常設無料の日。
でも今回は珍しく連休の中日、帰り道に立ち寄る。
住宅街の一角。白い看板が目印。
一階はワイナリー、二階がレストランで
ワインを買うのはこちら。
とんとんと階段を上がり扉を開け店員さんに来意を告げる。
白系で販売されているのは三品。
泡は飲み切らないとだし、ハーフだと寂しいしで
選択肢は自ずと限られる。
《Delaware Pelliculaire Vinfied by Sato 2018》は税込み3,245円。
グラスに注げば淡い若紫色。
鼻を近づけると立ち上る香りは間違いなくデラウエア。
仄かに酸味、柔らかくすっきりした口当たりの中にも
しっかりした柑橘系の骨格。
なかなか美味しいぞ、これは。
喉を駆け抜ける液体の香気が上々。
同じ造り手、同じ原材料の
泡も呑んでみたいと思わせる味。