RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

中華蕎麦 三藤@緑が丘 2021年12月30日(木)

標題店は31日が年内最終日。

改札を出て右手に、
【中根小通り】の緩い坂を登る。

【緑が丘交番】前の六差路で
一番左の道に折れ、
20mほど先の右側。

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10:58の着で先待ちは二。
その後、食べ終わって出るまでの来客は六。

店内は厨房を囲むL字型九席のカウンター。

スタイリッシュな空間で
壁にはアート作品や「SDG's」のプレート、
更には「ビブグルマン」の顕彰も置かれ
成程、「意識高い系」と評されるわけだ。


11:01には暖簾が出され
入り口正面の券売機で食券購入。

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タッチパネル式且つ現金不可なので
交通系電子マネーを使用し支払い。

指定された席に座ったのが11:04だから
先頭の人は随分と手こずっていた様子。


食券を渡してから
7分ほどの待ちで供された一杯。

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大判のチャーシューが目を惹くが
それ以上に反応するのは濃い色のスープ。
見るからに鹹そうだが・・・・。


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チャーシューは大人の手の大きさ、
厚みもそこそこある低温調理のロース肉が一枚。

肉質は細やかで、すっと歯が通る軟らかさ。
豚らしい野趣もちゃんと残っている。


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その上部にはメンマと野菜類。

メンマは消しゴムほどの大きさと厚み。
それでも繊維がはらりとほどけ、
発酵香もあり美味しい。

カイワレとクレソンは上品な苦みで
尖りが無い辛さ。


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麺は細、ストレート。
茶色い粒子も散在するが、
そのものが濃い麦色。

するるっと啜り上げ、
噛み締めればさくりとした食感で
喉越しも心地好い。

なんだが蕎麦を手繰っている気になって来たぞ。

量は200gほどあるだろうか。


そんな気にさせてしまうのは、
スープの影響が大かも。

表面には透明の油が厚めに。
その下には濃い紫色。

軽い甘みに、ひねた醤油の深い旨味。
出汁には魚介も入っているだろうか、
蕎麦汁と中華のハイブリッドのような面白い組み立て。

蓮華を使わずにそのまま、
かなりの分量を飲んでしまう。


評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。


確かに美味しいしユニーク、
素材も良いものを使っているだろうけど、
この値付けは随分と強気だなぁ。


 

 

 

 

 

 

 

 

豚風。@旗の台 2021年12月28日(火)

11月1日オープンの新店。
『豚星。@元住吉』で修業された方の出店と聞いている。

場所は【東口】に出て右手に。
ものの30秒で半地下のお店が右側に見えて来る。

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10:50の店頭着で九人の待ち。
年内最終日のようだが、意外と少ないなと思っていたら、
開店までに更に十一人が接続。

その後は外待ちこそできぬものの
背後霊は伸びる一方。


店内は厨房に向いたストレート十六席のカウンター。

一ロット八杯の完全入れ替え制。
自分にはあまり関係ないハナシだが、
最後の方まで残ると、壁際に立っている人達の視線が痛いだろうなぁ。


券売機は入り口右手。

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食したのは、
小ラーメン。
値段は900円。

脇に在る給水機でコップに水を入れ、
更に蓮華を取って着席したのが11:06。

元々、扉が開けられたのが定刻を少し過ぎていたから、
それでも時間が掛かるものだ。


20分近い待ちで「10番、小ラーメンの方」との声掛けに
野菜増しだけをお願いする。

トッピング一覧はカウンター上に
短冊の様に下がっており、これは出身店の流儀ね。


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野菜の盛りはさほどでもないかも。
盛り方は美しいが、モヤシが飛び出しているのはご愛敬。


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キャベツの含有率は5%ほど。
ややしゃき感の残る茹で加減。

蓮華でスープを掬い上から掛け回し
八割ほどを平らげる。

ほくほくとして美味しいなぁ。


表面に豚は見当たらず、
野菜を掘って行く過程で、

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出て来た!
大人の掌大、2㎝厚のバラ肉が二個。

麺とスープと野菜に挟まれぬくぬく。
見た目しっかりも、すいっと歯が通り
脂も口中ではらりと解れる。


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天地を返した後に現れた麺は、
太、厚みある平、軽くカール。
まるっきり鍋焼饂飩のよう。

表面は今にも蕩けそう。
噛んでみれば軟らかめのもっちり食感。

歯でくいっと押しつぶせば
麦の旨味が流れ出す。

量は公称300gと思われるが
そこまでの体感は無し。


スープ表面には透明の油が厚めに。
その下には非乳化の豚醤油。

醤油の鹹さは抑えめで、
その分、豚出汁の味がしっかりと感じられ
大蒜の香りも軽くする。

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それでも蓮華で二掬いくらいしか
しないのだが。

食べ終わるのに7分ほどで、
当然の様に一抜け。


評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。


年末のこの時期に、大井町線の優良店を回ろうとの
個人的な企画も三店目。

さすがにどこも外れが無いや。

さて、年内は残り三日間だが・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しなてつ@荏原町 2021年12月26日(日)

二子玉川】方面行ホームの改札を出れば
右手斜め前にもう店は見える。

ものの30秒も掛からない。

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11:25の着で並びは無し。
しかし周辺には少し離れて様子を伺う
数名の姿を視認(笑)。

しかし定刻になっても
営業中の札に変わる気配はなく
さてどうしたものかと思案していると
11:35には入り口扉のシェードが上げられ、
店主が幟を出し、A看板を立てる。


店内は厨房を囲むL字型十一席のカウンター。

その後、食べ終わって出るまでの来客は七も、
外に出て見ると更に六名が並んでいる。


オーダーは各所に置かれたメニューを見ながら直接。
会計は食後に入り口脇のレジで。

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メニューは豊富も、
『たんたん亭』~『かづ屋』の系譜を勘案すれば
雲呑とチャーシューは増したいところ。

食したのは、
チャーシューワンタン塩つけ麺。
値段は1,170円。

《つけ麺》は大盛り無料と書かれているので、
併せてお願いする。

常なら迷いなく大盛りも、
在宅勤務の影響で体重増が気になる今日この頃。自重だね。


8分ほどの待ちで
麺とつけ汁が同時にカウンター上に置かれる。

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ちょっと見、シンプルだが。

 

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チャーシューはトランプ大で7㎜厚の低温調理が五枚。
側面はかりっと芳ばしい。

そのまま食べると味付けはほとんど無味も
つけ汁に漬すと更にしっとりとし、食感もアップ。

美味しい。
増して良かった。


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メンマはチャーシューの下に隠れていた。
薄味で発酵香、軟らかくさくさくと歯が通る。

海苔委一枚はトランプ大で厚みあり。


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つけ汁の中には雲呑が。
肉餡は大きめのビー玉大。

皮がちゅるんと美味しい。


つけ汁の色味はやや茶味掛かっているが、
尖りの無い塩味の鹹さが良好。

麺にも十分に旨味が絡まり、
軽く胡麻油も香り、
良好な具合。


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麺は細、ストレート。
表面は滑らかでしなっとしている。

少しだけのぱつさを残しながら
噛み心地はつるしこ。

量は250g近くあるのでは。

「菅野製麺」の麺箱が厨房内に積まれている。


評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。


店主と客の会話から、近所の常連が多いように見受けられる。

ただ供された一杯はオトク感が満載。
年末のこの時期にイイ食事ができたとの満足感。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麺でる 戸越店@戸越公園 2021年12月25日(土)

『田園調布本店』に行った気になっていたのだが、
記録を確認するとどうやら思い違いのよう。

ならばと予定のついでに
近場の標題店まで足を延ばしてみることにする。

改札を出て左手に。
【公園通り商店街】へのとば口を右に曲がれば
直ぐに線路脇に店が見えて来る。

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11:25の着で
既に店内ではお客さんが
一心不乱に麺を啜っている。

公称11:30~開店も
早めに入れているのね。

店内は厨房を囲むL字型九席のカウンター。

先客は七。その後
食べ終わって出るまでの来客は四。


券売機は入り口左手。

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食したのは、
小ラーメン豚入り。
値段は750円。

その奥に在る給水機でコップに水を入れ
空いている席に座り高台にプラチケを置く。


と、ものの2分で「トッピングは?」との声掛け。

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全く油断しており、咄嗟に「野菜マシで」と
反応する。


そこからものの十秒で供された一杯。

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見計らいで茹でているのだろうが
それにしても超速だ。


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野菜は綺麗に盛られている。
モヤシ主体もキャベツもそこそこの量は嬉しい。

しゃき感がかなり残る茹で加減。

先ずはスープを蓮華で掬い回し掛け、
上からわしわしと八割ほどを平らげる。


そこで麺を引っ張り出すのだが、
思いの外、太くて重くて、あまり綺麗に天地返しは決まらず。

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麺は太、捻じれ。
濃い黄金色。

表面は滑らかも、箸でぐわしと持ち上げ
はむっと頬張れば、ごわごわさがあり
ぐみっとした歯応えの後に、もっちりした食感。

麦の香りと旨味が、じゅわっと滲み出す。
美味しいなぁ。

量は200g強。


スープは非乳化の豚醤油。
濃い紫色。
出汁よりも、醤油のきりきりきりとした鹹さが強く響く。

麺を食べ終えてからは、蓮華で一掬いを飲むにとどめる。

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これ以上飲んだら、塩分摂取し過ぎでしょ。


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豚は子供の掌大、1.5㎝厚が四個。
赤身主体でしょっぱい味が存分に沁みている。

赤身の部分でも、歯を立てれば
ほろりと解れる具合の煮込み加減。


評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。


食べ終えるのに7分ほど。

直近でコンスタントに{G系}を食べているが、
非乳化の方が好みかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

焼きそば専門天 赤坂店@赤坂 2021年12月24日(金)

一ヶ月前にオープンの新店は
【京都】からの進出。

エスプラナー赤坂通り】沿い。f:id:jyn1:20211225073143j:plain


11:05の店頭着で看板は準備中のまま。

でも中には店員さんがいるので
ままよと扉を開け「すいません入れますか?」と声掛けをすれば
「どうぞどうぞ」と招かれ、看板も営業中が出される。


店内は厨房に向いたL字型五席のカウンター、
四人掛けのテーブルが一卓、
二人掛けのテーブルが二卓。

その後、食べ終わって出るまでの来客は二。


券売機は入り口右手。

「ランチタイムは(具材が)豚のみ」との表示アリ。

食したのは、
塩焼きそば 太麺 豚+目玉焼き。
値段は850+100で950円。


食券を渡してから6分ほどで
熱々の鉄板に盛られた一皿が供される。

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あ~、やっぱり量が少ないや。

でも大盛は+250えんだかからなぁ・・・・


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九条葱がたっぷり。
単体での味は良いものの、
ぱりぱりと硬めで、思いの外、麺とは合っていない。

脇には紅生姜が少々。
これは当然のことながら合うよねぇ。


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目玉焼きが崩れているのは、見た目残念。
でも結局は崩して食べるのだから、無問題とも言える。


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麺は中、平、ストレートで饂飩のような外見。
つるつるもちもちの食感。
ただ量が少ないなぁ。150gくらいかしら。

味付けはシンプルな塩も
かなり尖りのある鹹さ。

野菜と豚肉は麺比で多目で
これは嬉しいかも。


評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。


細麺の方が良かったかなぁ。
なんだか《焼きうどん》を食べている気にもなって来た。

 

 

 

 

 

 

ラーメン雷 東京本丸店(2)@東京駅 2021年12月23日(木)

移動の途中で三ヶ月振りの標題店。

《つけ麺》にも心惹かれるけど、
やはり寒さのつのる昨今は汁モノで。

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10:55の店頭着で満席。

入り口右手の券売機で食券を購入、
店舗とは反対側の壁沿いで並びを形成する。

この時点で待ちは四。
その後もするすると来客は増える。


食したのは、
雷そば並(250g)。
値段は950円。

11:00には店員さんが回って来て
お好みと豚の種類の確認。

野菜ちょい増し、大蒜抜き、
豚は腕とバラから前者をお願いする。

更に15分後に前三人が入店。
自分が着席したのは11:17。

それからほんの1分の待ちで
「はい、野菜ちょい増し!」の掛け声と共に供された一杯。

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豚の存在感と、味の沁みた脂が良い具合。


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豚は大人の掌大、1.5㎝厚。
赤身の部分はしっかりした歯応え。
少量の脂はとろとろ。
濃い醤油の味が染みている。


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野菜の盛りはまずまず。
九割方モヤシにちょっとだけキャベツ。

くったりに振れた茹で加減で
ほくほく程度なので
最初は脂を絡め、その後でスープを蓮華で回し掛け、
八割ほどを平らげる。


そこで天地を返せば、
太目の麺が現れる。

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厚みある平、捻じれ。
表面はつるりと滑らか。

箸でむんと掬い、口いっぱいに頬張り
もむもむと咀嚼すれば、
麦の旨味で満たされる。

もっちりした噛み応えも良い感じ。
「心の味製麺」は、やはり太麺で
威力を発揮すると思う。

量は200g強。


スープは豚醤油。
醤油の鹹さと厚みのある豚の出汁の塩梅が絶妙。

ただこのしょっぱさをぐいっと飲むのは危険で、
ほぼほぼを残してしますう。

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評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


野菜を綺麗にサルベージし終えるまでに7分ほど。

先に配膳された四名の中には「ミニ」も居たけど
それらを全て抜かして一番抜け。

まぁあまり、健康に良い食べ方とは言えんが。

 

 

 

 

 

 

 

 

銘店紀行 博多だるま

明星食品」の謹製。

本年7月~の販路限定発売。


本店は勿論未訪も
東京店では「@ラーメン国技館 舞」で
二年半前に食べており、

残念だった印象。

それとも「二代目」が冠されている、
別店なのかしら。


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蓋を開けると既にしてFDの葱がたっぷり。
「特盛ネギ」を謳うだけはある。

麺は細目も、茹で時間は3分。


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後入れの「香りの一撃」が付くけれど、
これはラード主体のよう。


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確かに表面を覆う葱の量は凄いが、
縦型カップだからねぇ(笑)。

それ以外の具材は
小さめのチャーシューと木耳が少々。

麺は細ストレートで表面粗く
ぱつぱつした噛み応えで
麦の味を感じられるもの。

スープは思いの外さらりとしながらも、
{トンコツ}はまずまず感じられる。

なかなか良くできた一杯。