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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

とんかつ 丸八 支店@大井町 2024年4月26日(金)

直近【赤坂】界隈で《とんかつ》を二軒で食べたが、
何れも所謂、比較的新しいスタイル。

でもオールドスタイルなら、
地元にも名店があるじゃない。

「本店」はアーケード街も、開店時刻は11:30。
標題店はそれよりも15分早く開く。

【東小路横丁】を右手に見ながら
線路脇を250mほど北上する。


店内は厨房に向いたストレート七席のカウンターに二階席。
ただ二階席はセルフになっており、
店主夫婦の声掛けで料理を取りに来る必要あり。

確かに高齢のご夫婦には、
階段の上り下りはきつそう。

11:20の入店で先客は一。その後は
続々と客が入り、当然二階にも通される。


店頭サンプルには価格表示も、
店内の貼り紙はそれとは違っており(笑)。

オーダーは直接。会計は食後にカウンター越し。


食したのは
上ロースかつ定食。
値段は1,900円。

《カツ》の揚がり具合を見計らい、
漬け物、ご飯、豚汁が先に順次供される。


漬け物からしてたっぷり。
二種が小皿から盛り上がっている。


ご飯茶碗は小さいものの、盛り盛り。
しかも、お代わり一杯無料。
自分は不覚にもお代わりできなかった(カツがでか過ぎ!)。
柔らかめの炊き加減。


豚汁は外見は葱だけも、大量の具材が沈んでいる。
豚に牛蒡、大根は王道も、玉葱が入るのは珍しい。
でも、蒟蒻は入っていない。
出汁が強めの濃い味。


で、発注から15分の待ちで
待望のカツが供される。

大皿には、トマト、パセリ、溶き辛子に
大量の千切りキャベツとカツ。

そのカツの大きさに愕然とする。
割りばしとの比較で分かろうというもの。

これで薄ければお笑いも、

厚みもたっぷりで
笑いすらこみ上がる。
2㎝強はある。

卵液と衣は厚め。
肉への火の通り具合は善し。

すっと歯で切り抜け
豚肉の良い香りが鼻に当たる。

脂肪も軽め、肌理の細かい肉質。
美味しい。

最初一切れはそのまま、
次いで辛子を付けて。

残りは半々にし、
醤油を掛けて、ソースを掛けてと楽しむ。

合間合間にキャベツを。
ただ量が多いのでなかなか無くならない。

根性を入れ直し、綺麗に食べ切ってご馳走様。


常連客と店主夫婦との会話が良いBGM。

何十年も続く店の、ある意味特徴。