RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

中華そば つけめん 玉@川崎 2021年6月19日(土)

一ヶ月ほど前に新規オープンした
商業施設【川崎デルタ】内の一軒。

標題地区のグループ店としては
これで何軒目なんだろ?

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店内は厨房に向いたストレート八席のカウンター、
二人掛けのテーブルが十卓。

12:50の入店で先客は九。
意外と空いているなと思ったら、
その後は続々の来客で外待ちもできる。


券売機は入り口右手。

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食したのは、「当店限定」の表示がある
特製油そば
値段は780円。

食券を渡すと麺の冷温の確認が。
《つけ麺》では時々あるけれど、
油そば/まぜそば》では初めてかも。

少々戸惑いながらも、冷たい麺をお願いする。

7分ほど待って
受け皿に乗った店名入りの丼に入った一杯が供される。

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青葱がたっぷりと。
系列の他店でも見る、削りたての花鰹がふんわり盛られている


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チャーシューは厚みがあり、
吊るし炙りをされているようで芳ばしい香り。
肉質が詰まり硬めだが、その分
旨味もしっかりする。


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中央には卵黄。

濃い色付きのメンマが特徴的。
味も鹹いが繊維がはらりと解れ
やわやわとした歯触り。


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海苔はトランプ大が一枚


先ずは混ぜ混ぜすることに専念する。

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麺は中、厚みある平、捻じれ。
芯までしっかり茹り、
滑らかにするっと啜れたあとは
もちもちな噛み応え。

量は200gちょっとあるだろうか。


タレは深みのある醤油ベースのカエシと
乾物油との塩梅が良い。

ややクセのあるひねた旨味で、軽い甘さと鹹さと
魚介が主張する組み立て。

多めに入っているので
麺を食べ終えても、底の方にはだいぶんと残ってしまうのだが。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


やはりこのグループは店毎のコンセプトが明快で、
どこに行っても大きな外れがないのは嬉しい。

大井町あたりにも出店してくれないものかしら。

 

 

 

 

SHRIMP NOODLE 海老ポタ@新橋 2021年6月18日(金)

一週間前にオープンの新店の場所は
道路を挟んで『谷瀬家』の斜向かい。

この通り沿いもラーメン店が随分と増えて来た印象。


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店頭にはまだ贈花が多く並んでいる。
そしてドアの前に立つと、もはや海老の香りが漂い出して来る。

店内は七人×二列の大テーブル、
四人掛けのテーブルが三卓、
二人掛けが一卓。


11:20の入店で先客は五。その後
食べ終わって出るまでの来客は二。


券売機は入り口左手。

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食したのは、
海老クリームまぜそば
値段は880円。

+150円で「特製」とも迷ったが、
直近で随分とラーメンにお金を使っているので
ここは自重。


食券を渡してから5分ほどで
黒色の平たい丼に入った一杯が供される。

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おお、海老の香りが凄いな。


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茹で海老二尾はぷりっぷり。


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チャーシューは短冊大のバラ肉が一枚。
軟らかいのだが、醤油味が随分と濃い。


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揚げ雲吞はかりっかり。
ビーリーフは一つまみ。

微塵の玉葱の上には糸唐辛子がちょこんと乗る。

 

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麺は中、平、縮れ。
ぴろぴろとして、
好きです、このタイプ。

何を置いても先ずは撹拌。
香りも良いし、汁とゆ~か
クリームソースもたっぷりめ。


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つるっとした麺にソースが良く絡む。
芯まで万遍無く茹ったフィットチーネを口にしているよう。
量は200gほど。

クリームのコクと海老の旨味は
良い具合に交じり合っている。

それにしても、あまりラーメンを食べている気分じゃないなぁ。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


こうなると《海老ポタつけ麺》の方向性が気になる。

同じ系列で近所に在る『ななつぼし』より
こちらの方が好きかも。

 

RAMEN 火影 produced by 麺処ほん田(4)@大井町 2021年6月16日(水)

ほぼ三年ぶり、四度目の訪問。
限定で《まぜそば》を出しているようにも聞いたのだが、
今日はないのね。火曜日じゃないからか?

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店内は厨房を囲むL字型十席のカウンター。

12:50の入店で先客は七。その後
食べ終わって出るまでの来客は一。


券売機は入り口左手。

食したのは、
濃厚豚骨つけ麺。
値段は850円。

この蒸し暑さだと、やはり汁モノは辛い。


食券を渡すと茹で時間が掛かること、つけ汁に柚子が入ること、
及び麺量の確認が。

通常でも中盛りまでは無料も、ランチタイムは大盛り迄もサービスになるらしく、
夫々200・300・400の各グラムとのこと。

さすがに茹で後の表示じゃないだろうと、
中盛りをお願いする。


14分ほど待って
麺とつけ汁が同時に供される。

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つけ汁が凄い濃度なのは、
トッピングされた魚粉の沈み具合からも見てとれる。

粘度高く、やや魚介が立った旨味。
軽く甘さもあり、時折ピリ辛も走る。

柚子片は底に沈み香りが良い。

熱々で麺への絡みも凄いので、
食べ終わる頃にはほぼほぼ無くなってしまう。


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麺は中、厚みある平、ストレート。濃い麦色。
綺麗に整えられ、盛り付けられている。

表面はやや粗めも、瑞々しいのでつるりと啜れ、
歯を立てればむちむちな噛み応え。

麦の旨味が滲み出し、
喉越しも心地好い。

量は300gはないんじゃないか。


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低温調理の鶏胸肉の削ぎ切りが二枚。
しっとりとしている。

トランプ大の海苔一枚は
黒々とし、香りが良い。


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つけ汁の中にはコリコリ食感のメンマ、
チャーシューの切り落とし少々、
大き目微塵の玉葱も入る。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


多少の値上げはされているものの、
見た目の寂しさは変わらない(笑)。

でも、麺とつけ汁のパワーは増しているんじゃないか。

 

 

ニュータッチ 凄麺 熟炊き博多とんこつ

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スープは九州「一番食品」と共同開発
と書かれているけど、地場のメーカーなのかな。


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湯戻し時間が2分と、
随分と短いなと思ったら、「凄麺」にしては麺は細目。


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スープやかやく類は、チャーシューと木耳を除き
基本後入れ。

それにしても、葱・胡麻の袋が二つ入っているけれど、
これでデフォ?それとも、間違いかしら。

後者だったら、重量の検査で気づきそうなものだが・・・・。


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スープ類は麺をほぐしてから、と
書かれているので、素直に従う。


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二袋分の葱・胡麻を入れたら
凄い見た目に。

麺はぽきぽきした食感で
ノンフライの技術が冴えている。

スープに特段の差異は感じないけれど、
大量の摺り胡麻で、随分とこっくりした旨味。

 

 


 

味噌らーめん 柿田川ひばり@恵比寿 2021年6月12日(土)

【駒沢通り】に沿ったアーケード街、
だらだらと続く坂道の右手を注視して歩けば、
やがてA看板やら店の存在を示す印が見えて来る。

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入り口は更に奥まった場所。

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11:20の着でイの一番。

暖簾が出されたのは定刻通り。

その後、食べ終わって出るまでの来客は四。


店内は厨房に向いたストレート五席のカウンター。
その対面には二人掛けのテーブルが二卓。

券売機は入り口右手の奥にへこんだ場所に置かれている。


食したのは、
昆布水の味噌つけ麺。
値段は1,200円で、ここ暫く食べた中では最も高額。
特製でもないんだが・・・・。


食券を渡すと《つけ麺》は茹で時間が10分掛かる旨
告げられる。

それよりは短い8分ほどで、
先に昆布水に漬かった麺が、
一拍遅れてつけ汁が供される。

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思いの外麺量はあるようで、
それがまずは嬉しい。

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中、平、捻じれ。
軟らかめの茹で加減。
表面は滑らかでつるりと啜れ、
もちもちの歯触り。

量は250gほどもあるだろうか。

浅草開化楼」の麺箱がそこかしこに
詰まれている。

先ずは、昆布水に漬かったそのままを、
次いで予め供されている塩を試してみるが、

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これは少々、尖りがあるかな。

半分以上を食べ終えてからは
添えられた酢橘を振り搾り、爽やかな酸味をプラス。

でもこれをやると昆布水が固まっちゃうのよね。

で、その昆布水だが、店に入った瞬間から
味噌よりも昆布の乾物の香りの方が強くする。

粘度は高めで上品な口当たり。クセもなく
良くできている。


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つけ汁には、しゃき感の残るモヤシがたっぷりに
胡麻が振られ韮も乗せられ、海苔が一枚刺さっている。

器も熱々で、そのまま持つにはかなり難易度高し。

「味が濃かったら、昆布水で調整してください」とのことだったけど、
いやもう全然、このままで問題ありません。

複数の味噌や香草類がブレンドされた深みのある旨味。
鹹過ぎず、麺への絡みも十分で、
あうやく完飲しそうになるのをすんでのところで思いとどまるほどの
完成度。


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チャーシューは低温調理の鶏と豚が各一枚。

鶏は厚みもありしっとり、
豚はかなりレアに見えて、つけ汁に漬し
ほどよく熱変したのを見計らい、ぱくっといただく。

花穂紫蘇は彩は勿論、
つけ汁に入れれば香りも良くなる。


評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。


美味しいのは間違いのないところも
懐には優しくない(笑)。

ただ《味噌和え麺》の味の方向性は
どうにも気になるところ。

 

 

らぁめん 赤坂 みづ菜@赤坂 2021年6月11日(金)

『赤坂ラーメン』の跡地に
一ヶ月前にオープンの新店。

 

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店内は両の壁にに向いた五席と七席のカウンター、
奥には四人掛けのテーブルが二卓。


11:25の入店で先客は一。その後
食べ終わって出るまでの来客も一。


券売機は入り口右手。

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食したのは、
つけめん。
値段は1,000円。


食券を渡すと「茹で時間が掛かります」との案内あり。

それでも6分ほどで
四角い盆に一式がセットされ供される。


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麺線は綺麗に揃えられている。
水菜が一葉。柚子片も少々。

そして最近の{意識高い系}の表れである
昆布水に漬かっている。


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中、平、ストレートの全粒粉。

一本は長めで、つるっと啜れば
しこしこ食感。

昆布水の具合も頗る宜しい。
粘度強すぎず、えぐみもなく、
見本にしたいくらいの出来。

量は200gほどだろうか。


店員さんが「メニューの裏に
食べ方が書いてあります」とは言っていたけど、
まぁ作法は決まっているわけで。

先ずは昆布水に漬かっているのをそのまま。
次いで、添えられている薬味をダイレクトに使って。

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中でも岩塩の塩気がなかなかで。
山葵も生姜も颪たての風味が良い。


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つけ汁は鶏主体の醤油。
表面には油が滴々とし、水菜の茎もたっぷり浮かぶ。

鶏の出汁と醤油の鹹さと深みに
軽めの甘みが合わさって、すいっと含めるぐらいの塩梅。


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中には小さめの乱角の鶏肉がたっぷり。
親鳥にしては柔らかめだが、旨味は深いし、
なによりも脂がじゅんわりと美味しい。

メンマは細目の拍子木状。
さくりと歯が通るもの、妙にごりごりしたものと
品質にはバラつきあり。


残った昆布水は勿体無いので、
半分はそのまま、もう半分はつけ汁に注ぎ
割りスープ代わりに。

それでも完飲は躊躇われる。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


この系統は、美味しいことは間違いないも
金太郎飴みたいで差別化ポイントが見出し難いのが辛い。

激安、等のウリがあれば
贔屓にするのだが。

 

 

 

日本うまいもん 青森津軽煮干しラーメン 激にぼ

「激」が付くのは《激めん》に代表される
「マルちゃん」の専売特許と思っている(笑)。



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パッケージには{煮干し系}の有名店の名前が並び
監修を受けたことが記されている。

『長尾中華そば』なんかか、
こちらでも食べられるよね。


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湯戻し時間が5分の割には麺は細目。
スープの濃度と関係しているのかしら。


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かやくと粉末スープは先入れ。

で、熱湯をじゃっと注ぐと
煮干しの香りがぐわっと立ち上がる。


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セメント色とはいかないものの、
濃いめの色はなかなかのもの。

でも香りほどには、煮干しの旨味は感じない。
それよりも醤油系の鹹さの方が立っている。


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麺はまずまずのしこり具合。
ぱつんとした食感もあり、
好きな方向性だ。