RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

純天然だしラーメン アートマサシヤ(2)@神泉 2025年10月19日(日)

ほぼ十年振り、二度目の訪問。

予定していた店は日曜は営業をしていないようで、
急遽近くに在る標題店に切り替える。

表通りにA看板も出されているし、
路地からは煮干しの香りが漂ってくるのが
なんとも心強い。



店内は厨房に向いた緩い く の字型五席と
窓に向いた半円三席のカウンターに
四人掛けのテーブルが二卓。

11:50の入店で先客は五。その後、
食べ終わって出るまでの来客は三。


券売機は入り口右手。

食したのは、
特製旨口ラーメン。
値段は1,000円。

大盛りを考えたものの、
前回+150円だったのが+300円に値上げされている。
これではちょっと手が出ない。
もっとも、スープも併せての増量なので、
納得はできるのだが・・・・


4分ほどの待ちで記憶にある見た目の一杯が供される。

海苔は別皿。


黒々とし、厚みもあり、薫りの良い海苔が三枚。


特徴的なのは三角形の玉子焼。
卵本来の味。

味玉の茹で加減は上々。
黄身がふるふるとして、
出汁も良い加減に沁みている。


水菜が一つまみ。
葱はほんの少々。


チャーシューは花札大が一枚。
軟らかく味も沁みているが、
切り置きらしい匂い。


麺は細、ストレートで
歯に纏わる感触。

ぱっつん寄りで、
さくりと歯が通る。

心地好い喉越し。

量は150gまでは無さそう。


スープは乾物魚介の醤油で、
じんわりと旨味が広がる優しい味。

醤油も鹹さよりも旨味。

焦がし葱と葱油と思われる
ややクセのある味が良いアクセントになっている。

七割ほどを飲む。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


十年一日のように変わらない。
店も味も。

ただ、厨房内の男女は
それなりに年期が入ったかも。
もっとも、人のことは言えぬが(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

らぁめん雉虎@川崎新町 2025年10月18日(土)

本年7月に『たまや』の跡地にオープンの新店。

ファーザードも店内も
まるっきりの居抜き。

厨房に向いたストレート八席のカウンター。
奥には四人掛けのテーブルが一卓

11:20の入店で先客は七。
食べ終わって出るまでの来客は三。

オーダーは各卓に置かれたメニューを見、
用紙に記入し申請。
会計は渡された伝票を持ち、
食後に入り口前のカウンターで。

食したのは、
煮干し醤油らぁめん。
値段は900円。

麺量は並で200gの表示。


8分ほどの待ちで受け皿に乗った
切り立った丼で供される。

ちょこちょこと
具材が多いのが嬉しい。


チャーシューは大人の掌大、
バラ巻きが一枚。

軟らかいが、取り立てての感慨は無し。


ホウレン草は一つまみ。
ちゃんと自家で茹でているであろう香りと舌触り。

メンマはコリコリとした食感。
甘鹹の味も沁みている。


葱は厚く切られている、
量も多い。


海苔二枚は厚みがあり、
香りも良い。


麺は中、やや細、軽くカール。
表面滑らかも、ずばっと啜れば、
むっちりな歯触り。

芯にはごわりとした粉っぽさもあり、
多少の格闘感は面白い。

「菅野製麺」の木札が店頭に置かれている。


スープは煮干し醤油とされているが、
乾物魚介系のしっかりした旨味。

とりわけ昆布の味を前面に感じ、
これに味噌を投入すれば、
逸品の味噌汁として成立するような仕立て。

醤油も深みのあるもの。
葱を追い掛けながら、七割ほどを飲んでしまう。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


味も勿論だが、具材と麺量のコスパも良い。

ひっきりなしの来客の理由も、
判ろうと言うもの。

とは言え、前店も繁盛していたからなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会津喜多方RAMEN 二代目 いわいや@乃木坂/赤坂/青山一丁目 2025年10月17日(金)

本年7月にオープンの新店は、
三つのどの駅からもほぼ等距離に遠い(笑)。

行列店『眠眠』が在る路地に入る角の
斜向かい半地下。

店内は四人が向かえる掘り炬燵式のテーブルが六卓。

なので、入り口で靴を脱ぐ必要あり。
左脇には下駄箱。


11:35の入店でイの一番。その後、
食べ終わって出るまでの来客は六。


オーダーは各卓に置かれたメニューを見て直接。
会計はその場で現金先払い。

食したのは、
ラーメン+各大盛。
値段は880+150で1,030円。

ラーメンは背脂の有無を指定できるよう。
何も言わなければ、無しになる。


5分ほどの待ちで供された一杯。

ほう!鳴門が随分と目出度いコトになっている。


「寿」の文字が浮かんだ削ぎ切り。

葱は輪切りと、千切りの緑。


チャーシューは花札大のバラ肉が三枚。
縁には焦げ目が付き、濃い醤油味も沁みている。
美味しい。


メンマは細く長く、薄い色み。
コリコリの食感。


麺はやや細、縮れ。
表面つるつるで透明感あり。

スープをたっぷり持ち上げ、
もっちりな噛み応え。

量は200g弱ほどか。

「喜多方 曾我製麺」の木札が
店頭に揺れている。


スープは鶏と乾物魚介の醤油で
じんわりした美味しさ。

醤油の深みと鹹さも好みだし、
乾物魚介の旨味の効き具合も上々。

が、半分ほどを飲むにとどめる。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


夏は「冷やし」も出しているよう。

でも、往復で汗だくなっちゃいそう(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自家製麺88@川崎 2025年10月13日(月)

一ヶ月前に『かしわぎ』の跡地にオープンの新店。

結局、先の店は、半年ほどしか持たなかったなぁ。

店内は厨房に向いた四席と壁に向いた六席のカウンター。

11:05の店頭着で、外待ち五人の後ろに付く。

10:50に前を通った時には誰も並んでおらず、
所用を済ませ戻って来たらこの状態。
完全に判断を誤った。

その後、食べ終わって外に出ても、
外待ちは途切れることなし。


食券先買いのようなので、
一旦店内に入り、左手の券売機で購入。

食したのは、
ラーメン。
値段は950円。

5分ほどが経った頃、店員さんが出て来て食券徴収と同時に
人数とトッピングの確認。
野菜増し、大蒜抜きをお願いする。


11:30には中に招き入れられ、
券売機横でコップと箸をピックアップし着席。
給水器は店の一番奥。


そこからほんの2分で「ラーメンです」供された一杯には、
「抜きで」とお願いした大蒜が盛られている。

申請時に「大蒜無しですね」と確認もあったのに・・・・。
仕方ないので申告し、大蒜だけを除いてもらう。

こうなると、野菜増しも怪しくなって来る。
無料サービスだからまだ許せるものの、
麺少な目と間違われていたらかなり厳しい。

とは言え、これは食べて見ないと分からないからなぁ。


丼の右上に張り付ている欠片は、
取り除かれた大蒜の残滓(笑)。

天辺には、背脂が盛られている。

 

横から見ると、野菜はそれなりに盛り上がっている。
キャベツは見当たらずモヤシのみ、ややシャキ感の残る茹で加減。

蓮華でスープを回し掛け、背脂とで
九割ほどを平らげ天地を返す。


麺は太、捻じれ。
濃い麦色のオーション麺。

表面は艶っとしているが、
箸で持ち上げればなかなかの重量。

むんと歯を立てても、
ぐいっと押し返す強さがある。

もごもごと咀嚼する瞬間は幸せ。

量は200g弱ほどか。


スープは豚醤油で微乳化、僅かにとろみあり。

醤油の鹹さがぎりぎりりと効いて、
化学の旨味もたっぷりで、
とってもカラダに悪そう。

麺を食べ終え、背脂を追いながら
四口ほどを飲むにとどめる。


豚は大人の掌大、1㎝厚のバラ巻が一枚。

すいっと歯は通るものの、
軟らかさに驚くほどではない。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


あくまでもラーメンだけの評点で。


食べ終わるのに5分ほどしか掛かっておらず、
野菜増しが通っていたのか、
麺量が正しかったのか怪しくなって来た。

実際、斜め後ろの席からは
「大蒜入っていません」の発声が有ったしな。

オペレーションは要、改善。


ラーメンそのものは悪くなく、
豚のグレードがアップすれば、界隈の他店に並ぶかも。

超行列の『二郎』、
駅から遠い『麺 五六』『浜一』よりも行き易いし。

次は《汁なし》を食べに来よう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

らぁ麺 ゆかり 京橋店@宝町 2025年10月12日(日)

【A5出口】直ぐの右手。

店内は両の壁に向いたストレート六席と三席のカウンター。

13:05の入店で先客は六。その後、
食べ終わって出るまでの来客は五。


券売機は入り口右手。
各種電子決済にも対応。

食したのは、
醤油らぁ麺+醤油 替玉。
値段は900+150で1,050円。

券売機の脇には給水器があり、
セルフサービス。


口上を読みながら、
待つこと4分で供された一杯。

「はやし田 監修」と書かれていたが、
なるほどと思わせる外見。

 

中央にはチャーシュー。
トランプ大、低温調理の鶏と豚。

鶏はしっとり、豚は軟らか。
共にハーブっぽい下味が付いている。


メンマは極太の穂先。
これだけの胴回りなのに、
根元からしてすっと歯が通る。


綺麗に整えられた麺は細、ストレート。
濃い麦色の全粒粉。

表面やや粗でぱつぱつとした食感。
さくりと歯が通り、気持ち良い喉越し。

量は150g近くあり。


スープは鶏醤油で
醤油の鹹さがきれっきれ。

鶏の旨味と同時に、
鴨のクセのある味もしっかり感じられる。

塩分を気にしながら六割ほどを飲む。


替玉にはカエシが回し掛けられ、
乱角のチャーシューも三個ほど。

量も最初と同程度あり、
「菅野製麵」の手練を存分に味わえる。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


とは言え、目新しさは無い。

昨日よりも随分と気温が上がっていたので
《昆布水つけ麺》を食べたかったのだが、
残念ながら赤×ランプが灯っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神戸灘八(4)@赤坂見附 2025年10月8日(水)

予定していた店が、いつの間にか平日の昼営業を止めていた。
ついこの前まではやっていたのに・・・・。

きちんと事前確認しなかったことを恨みながら、
急ぎ代替店を探さなくちゃ。
おまけに現金を持って出ておらず、
その面でも行先は限られる。

標題店は二年振り。

扉に貼られている告知を見て、
これにしようと中に入る。


11:35の入店で先客は三。その後
食べ終わって出るまでの来客は十で
ほぼほぼ満員に。


券売機は入り口右手で、
無論、電子決済に対応。

食したのは、
冷やし汁なし担々麺。
値段は980円。

並・大が同料金とのことで、
迷わず画面で大盛りを選択する。


8分ほどの待ちで供された一杯。

表面の赤い粉が目立つ一方で、
具材がなんとなく寂しい。


中央には白髪葱が一盛り。


水菜が一つまみ。


その上には、擂胡麻が大匙に一杯ほど。


肉味噌が少々。
粗挽きで、これにも赤みが随分とさしている。

器も麺もキンと冷えているので、
脂が浮き出しているような見た目。


先ずはかき混ぜることに専念する。
丼の底には透明なタレが沈んでいる。

麺はやや細、ストレート。
表面はつるんとして、パスタに似た外見。

もっちりした噛み応え。

量は250g近くあり。


辛さは見た目ほど刺激的ではなく、
舌をピリリと刺し、唇にじんわりと広がる程度。
汗をかかずに済む。

痺れはほぼ無く、
胡麻の味も擂胡麻に頼っているよう。

コクも軽めで、全体的にはぼやっとした味。


評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。


やはり、ちゃんと調べてから足を向けるべきとの教訓。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スーパーカップ1.5倍 沖縄 島そば

本年8月発売の新商品。

リリースを確認すると、
「夏に人気の観光地「沖縄」をテーマとした、」と書かれているが、
かなり牽強付会な感じ(笑)。


パッケージの天面は、
なるほどそれっぽい配色。


蓋を開けると麺はかなりの太さ、
湯戻し時間も5分と長め。


かやく は豚肉、蒲鉾、玉子。


粉末スープは先れ。
調味油は後入れ。


麺は事前の想定通りもちもち。
食感は上々、量が多いのも嬉しい。

具材の豚肉も、小さいながら味が沁みている。

スープが出色、魚介出汁が効き、
動物系出汁とのバランスが良い。美味しい。

沖縄そば}はリニューアル前の「牧志公設市場」二階で
何度も食べたが、
その時の記憶が十分に甦る。