「失われゆく時が甦る」なる副題が冠されている。
先の作品群が、高価な素材をふんだんに使っているのに対し、
本展での主な素材は「木」と、その意味でも
時代を大きく離れている感はある。
本展での主な素材は「木」と、その意味でも
時代を大きく離れている感はある。
それでも、一度目にすれば、興味を惹きつけて止まぬ凄さ。
朴・橡・桧と、素材の樹は様々だが
何れも絶妙のカタチに切り出され
リアルな彩色を施されている。
何れも絶妙のカタチに切り出され
リアルな彩色を施されている。
鉄板の上に置かれた折鶴は
当然の様に「鉄」ではないし「紙」でもない。
しかし、その質感といったら・・・・。
触れるのは厳禁なので当然ムリだが、
その誘惑に抗うのに一苦労だ。
当然の様に「鉄」ではないし「紙」でもない。
しかし、その質感といったら・・・・。
触れるのは厳禁なので当然ムリだが、
その誘惑に抗うのに一苦労だ。
そして『礒江』の皿の上の骨ばかりになった小魚を彷彿とさせる一作は、
頭と尻尾、中間の疎らな骨、そして僅かに残った身と
焼き目の付いた皮。
頭と尻尾、中間の疎らな骨、そして僅かに残った身と
焼き目の付いた皮。
思わず鼻を近づけて匂いを嗅ぎたくなるほどの
秋刀魚が其処に在る。
秋刀魚が其処に在る。
素晴しい!!
会期は~6月4日(水)まで。