会期は残念ながら明日が最終日。
『国松希根太』と『渡邊希』の二人展。
前者は広範な木の上に、アクリルで直接描かれた
〔HORAIZON〕が素晴らしい。
〔HORAIZON〕が素晴らしい。
何の衒いも無く、もやもやとしたものが、
次第に地平の先に湧き上がる雲にも、
立ち昇ろうとしている蜃気楼にも見えて来る不思議。
次第に地平の先に湧き上がる雲にも、
立ち昇ろうとしている蜃気楼にも見えて来る不思議。
暫しの間、魅入ってしまった。
後者は、麻布と地粉で形成した上に漆が塗られているのだが、
その柔らかなフォルムに比して漆の光沢は
金属のそれをも連想させる。
その柔らかなフォルムに比して漆の光沢は
金属のそれをも連想させる。
それにしても、この丸みを帯びた造形はどうだろう。
波打つようなフレアは滑らかに曲線を造り、
さぞかし触り心地も良いだろうと思わせる。
波打つようなフレアは滑らかに曲線を造り、
さぞかし触り心地も良いだろうと思わせる。
ただ、直近では、この手の作品は多く見かけ、
独自性をどこに表出させるかが、難しい気もするのだが・・・・。
独自性をどこに表出させるかが、難しい気もするのだが・・・・。