封切り三日目。
席数121の【シアター5】の入りは
ほぼ満員の盛況。
席数121の【シアター5】の入りは
ほぼ満員の盛況。
が、そのチカラは、使う度に自分のカラダに
あるリバウンドを引き起こす、所謂、等価交換
(それを示すシーンは観ていて背筋が寒くなった)。
なので、おいそれと行使するわけにはいかないのだが、
やむを得ず、続けて使う必要に迫られる。
あるリバウンドを引き起こす、所謂、等価交換
(それを示すシーンは観ていて背筋が寒くなった)。
なので、おいそれと行使するわけにはいかないのだが、
やむを得ず、続けて使う必要に迫られる。
『男』は『終一』に恐怖を感じ、自分の世界から排斥しようとする。
その意味では彼も「異能」の『男』であるし、
自分の特殊性の為に、あるトラウマを抱えている。
自分の特殊性の為に、あるトラウマを抱えている。
そんな二人が、『男』は他の人間を操ることで、
『終一』は自身の肉体で、ぶつかり合う。
『終一』は自身の肉体で、ぶつかり合う。
本作は幾つかの前提の上で成立している。
その最も大きなテーゼが『男』の『終一』に対する敵意で、
実際はムシを極め込めば、今まで通りの平穏な暮らしがおくれたはずなのに
ムキになって執着する。
その最も大きなテーゼが『男』の『終一』に対する敵意で、
実際はムシを極め込めば、今まで通りの平穏な暮らしがおくれたはずなのに
ムキになって執着する。
ただ、『男』の圧倒的な孤独を示すシーンが冒頭あり、
その時に出会った『終一』は、
自分の能力が通じない=やはり異端の存在のハズなのに
社会で安穏と暮らしている(ように見える)。
それは許容できない存在なのだろう。
その時に出会った『終一』は、
自分の能力が通じない=やはり異端の存在のハズなのに
社会で安穏と暮らしている(ように見える)。
それは許容できない存在なのだろう。
これらを是として呑みこまないと、
荒唐無稽な世界観の作品と
唾棄してしまう。
荒唐無稽な世界観の作品と
唾棄してしまう。
オープニングとエンディングの
タイトルの提示の仕方が上出来で
二人の物語であることを強くアピールしている。
タイトルの提示の仕方が上出来で
二人の物語であることを強くアピールしている。
間抜けな警察の捜査態勢も相俟って、
最後まで予断を許さず、畳掛ける如くシーンを繋いで行く流れは、
背筋を伸ばしたままでの緊張感を要求する、
鑑賞者にとってもタフさが必要な、しかし、素晴らしい一本。
最後まで予断を許さず、畳掛ける如くシーンを繋いで行く流れは、
背筋を伸ばしたままでの緊張感を要求する、
鑑賞者にとってもタフさが必要な、しかし、素晴らしい一本。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆★。
もう初っ端から不幸が起こりそうな予感満載で
最高の起用だ。
最高の起用だ。