RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

所蔵作品展 花@東京国立近代美術館 工芸館 2014年5月18日(日)

勿論、こちらも無料なので
当然の様に駆け付ける。

一般の入場料は200円。

会期は同様に~6月1日(日)まで

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しかし面白いのは【本館】では見られなかった
【皇居】を回るランナー然とした姿の人が多いコト。
不思議だなぁ~。
こちらの方が敷居が低いんだろうか?
周回舗道からの距離は変わらないと思うけど・・・・。

それもあってか、元々の会場の狭さ故か、
場内は、もちょっと混んでいる印象。


タイトルにある通り、「花」をモチーフにした工芸品が多数並んでいる。

『初代 宮川香山』の〔鳩桜花図高浮彫花瓶〕などは
いつ観ても微細な造形で、思わずため息が漏れる。

魯山人』の作品も三点ほど。
〔色絵金襴手蓋物〕は別にして
〔色絵牡丹文鉢〕〔金彩雲錦鉢〕の何れも豪放な描写だ。

多数並んだ{漆工}が何れも素晴らしい。
漆・螺鈿・卵殻と使う素材に加え、その柔らかなフォルムは
手に取って愛でたくなってしまう。

変ったところで、一体だけ展示されている人形は
平田郷陽』作の〔桜梅の少将〕。
生人形ほどではないけれど、その端正な面立ちは好ましい。


いくら見ても見飽きない。
日本の工芸品って、やっぱり素晴らしい。
素朴さの中に艶やかさがあるもの。