RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

盛岡じゃじゃ麺専門店 やまねこ軒@学芸大学 2010年11月26日(金)

数年前に【盛岡】に行った時に、
『食道園』で《冷麺》を、
『白龍』で《じゃじゃ麺》を、
何れも大盛でハシゴしたわけだが
(今では、多分ムリだけど・・・・)。

《冷麺》は《焼肉》の〆に度々食べるからさて置いて、
その時食べた《じゃじゃ麺》は、
病み付きになる、と言った程では、正直なかった。

が、14時近いのに、次々押し寄せる客。
真冬の、外は厳寒なのに、熱気が篭る店内。
今でも、かなり鮮明に思い出せる。

麺の茹で方も独特で、『満来』スタイルとでも言うのか、
大勢の分を一度に茹で上げ、按配する方法だった。
なので、中華の定食屋さんで「次、何番入りますか?」と
事前に確認するように、運が良ければ直ぐありつけるが、
悪いと、暫し間が空く。

食後の《ちーたん》も、一人としてそのようにコールする者はおらず、
皆、「スープお願いします」と玉子を割りいれた皿をカウンターに上げ、
注いでもらっていた。
ガイド誌って、かなり適当だなぁと、思った記憶がある。


さて、『やまねこ軒』である。
【盛岡】に本店がある、別ブランドの【東京】出店のよう。

【東口】に出たら、直ぐの細い小路に左折。
「こんな狭い道に?」と一瞬怯むが、
気圧されることなく進む。
10mほど歩いた右手に、
味のある店構え。


イメージ 1

中は、L字型のカウンター九席と、
四人掛けのテーブルが三卓。

13時少し過ぎの入店で、先客は二。
その後、もう一人の来客あり。

人波が一段落したせいか、
店内は(若い)女性二人で廻している。

頼んだのは、
盛岡じゃじゃ麺 大。
値段は750円。
盛は、小・中もある。
ランチタイムは、通常+100円の《ちーたん》が
無料になるようで。
それ用の小振りな玉子は、卓の上に山積みで置かれている。

オーダーは直接。会計は食後に、入り口前のレジで。


ややあって、
つば広の帽子を逆さにしたような白い器に、
麺と味噌が盛られた《じゃじゃ麺》登場。

「よ~く混ぜてから、召し上がって下さい」
と声が掛かる。

広い縁の部分には、薄く銀杏に切られた紅生姜と、
颪生姜。

白い幅広の麺は、軟らかめの湯で加減。
厚みもそこそこあり、湯気が上がっている。

一旦、輪切りにされ、更に短く千切りになった
胡瓜も見え隠れする。

上に、こんもりと盛られた味噌は、
蟹味噌の様な、濃い緑。

これらを、ぐっちゃらぐっちゃらと、ひたすら混ぜる。
無心になり、「混ぜるべし、交ぜるべし」と、
ココロで呟きながら。

麺が満遍なく味噌を纏った状態になったら、
徐に食べ始める。
ふ~ふ~しながら口に運べば、
そうそう、この味。
しかし少々上品かなぁ。
胡瓜の切り方も小振りだし、麺も少し細め・薄め
(何れも『白龍』との比較で)。

麺の量はまずまずで、かなりお腹が膨れた状態で席を立つ。
お姉さんが「スープがあるんすけど・・・・」と言うけど、
いや、もう、これだけで、汗ダクです。と、遠慮する。

うむ、やはり、時々は、思い出した様に
食べたい味かもな。


ところで、
自分の後から来たのは、年輩のおじさんだったのだが、
彼には「味噌をよ~く混ぜてから召し上がって下さい。
お好みで胡麻ラー油やお酢をお掛け下さい。
食べ終わった後は、玉子を入れてスープをお造りします」
と、丁寧な説明。

おい。ちょっと待て。
私には、前述のあっさりした一言だけだったのに、
その差はなんですか?
私には、説明端折る理由でもあるんですか?
私も、若い御姉さんの、
丁寧な説明が聞きたかった・・・・(ぐすん)。