前回の訪問は新規オープン間もない2010年9月のコト。
けして交通至便とは言えないこの場所で、
それから十年の事業継続は
地域に根をおろし支持もされている証左かと。
入り口の引き戸には、時節柄
時短営業の貼紙。
店内は厨房を囲むL字型七席のカウンター、
二人掛けのテーブルが一卓。
12:45の入店で先客はゼロ。その後
食べ終わって出るまでの来客は二。
オーダーは各所に置かれたメニューを見ながら直接、
会計は食後にカウンター越しに。
食したのは、
特製醤油+おおもり。
値段は950+100で1,050円も
ランチタイムは おおもり 無料らしく
実際の支払いは950円。
更には《塩》を希望も、専用のちぢれ麺が未着とのことで
やむなく味を変更した経緯。
発注から5分ほどで
店名の入った漆黒の切立丼に入った一杯が
カウンター越しに渡される。
「特製」だけあり前面はリッチ。
チャーシューは大人の掌大、
7㎜厚のロース肉が二枚。
味が沁み、肉質も詰まりながら
すっと歯が通る。
玉子の黄身はやや硬めに茹っている。
醤油系の出汁も沁み、濃厚で美味しい。
トランプ大の海苔が三枚。
モヤシが一掴みに若布も入っている。
麺は細、ストレート、軽くウェーブ。
芯までムラなく茹り、やや軟らかめ。
つるっと啜れ、ぷつっとした噛み心地。
そして量が無茶苦茶多い、
200gを軽く超えている。
スープは鶏ガラ醤油。
温めで、はむっと口に含める。
表面には透明な油が厚めに。
味付けは醤油も出汁もかなり薄め。
ちょっと物足りなさが漂う。
最悪感を持つことなく、ほぼほぼ完飲。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
麺量を筆頭に抜群のコスパ。
メニューのバリエーションも含め、人気の理由なのだろう。