時間を選べば並ばずに入れる、そして
食べれば美味しい、なのに何となく足が向かない店ってある。
標題店は三年半ぶり。
以前は『ソバダイニング』の表記だった記憶。
入り口の自動ドアは開けっ放し。
店内は厨房に向いた波型六席のカウンター、
11時丁度の入店でイの一番。その後
食べ終わって出るまでの来客は一。
券売機は店の外。
脇には消毒用のアルコール液が常備されているので
先ずはこれを使ってから。
食したのは、
アゴ出汁醤油ラーメン麺大盛り。
値段は950円。
前回は《塩》だったから、
今回は違うメニューをね。
蘊蓄を読みながら待つと、
先ずは特製のトレーが置かれ、
下ろして待つよう案内。
そして、食券を渡してから7分ほどで
大振りな丼に入った一杯がカウンターに置かれる。
おっ!最早、良い香りがしてるぞ。
麺線は揃ってないけど、具材の配置は美しい。
チャーシューは豚と鶏、何れも花札大。
豚は薄め。肉自体の旨味に加え大蒜系の味付けも。
鶏肉は削ぎ切り。しっとりしている。
手前には小口の葱も散らされている。
大振りに切られた青葱が一掴み。
これが醤油スープに抜群に合う。
海苔は8㎝四方が一枚。厚みがあり香りが頗る良い。
メンマは味と色の染みた穂先。
しゃくしゃくとした歯応え。
麺は細、ストレート。茶色い粒子が散在する全粒粉。
表面は粗目も、するっと啜れ、さっくりと歯が通る。
喉越しも心地好い。
量は200gほど。
スープは飛魚出汁醤油。
表面には油滴がきらきらと輝く。
出汁感は香りほどではないにしろ、
深みのある醤油とのバランスが絶妙で、
じんわりじんわりと旨味が広がって来て、
最後まで飲み飽きない。
評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
やっぱ美味いわ。
こうなると残りの《鶏醤油》も気温を見計らって食べに来るだな。
今日は案の定、食べ終わって時点で汗だくだったし。