一年前オープンの同系列の新店。
開店当初は予約も取り辛かったけど、
今回は一週間前の電話ですんなり通る。
今回は一週間前の電話ですんなり通る。
少々騒がしく、(たぶん)目指す方向の
他の二店よりも少し高級なイメージは
実践できていないかも。
他の二店よりも少し高級なイメージは
実践できていないかも。
でも、まぁ商売だから、客は選べないよね。
先ずはビールをオーダーし、
喉を潤おしながらメニューと睨めっこ。
喉を潤おしながらメニューと睨めっこ。
店の人からは「量が多いので、前菜二品+メイン一品、
或いは前菜一品+メイン二品をシェアするのがおススメ」とのアナウンス。
或いは前菜一品+メイン二品をシェアするのがおススメ」とのアナウンス。
また肉料理は時間が掛かるので
早めのオーダーが吉とも。
早めのオーダーが吉とも。
《豚肉のリエット》
直ぐサーブされて、店の実力が端的に現われる
と言えばこれでしょ。
と言えばこれでしょ。
目論み通りさっと供されたが
量が多いんだ、やっぱり。
量が多いんだ、やっぱり。
肉の解れ具合、脂の比率、旨味、何れも上々。
付け合せのオリーブとピクルスの漬かり加減も万全のもの。
併せてパンが供される。
これは500円の別料金だけど、食べ放題だから文句はナシ。
これは500円の別料金だけど、食べ放題だから文句はナシ。
皮はパリパリで、中はふわふわ。
で、件の《リエット》あまりにもたっぷりなので
パンを数度お代わりしないと、全部を掬い切れなかった。
パンを数度お代わりしないと、全部を掬い切れなかった。
《海老、カリフラワーのムース、柑橘のソース》
(正式な名称は失念。以下、同)
(正式な名称は失念。以下、同)
なんて美しい見目だろう。
中央にはピンク色の海老がたっぷり。
それを取り巻く白いムース。
舌触りが苦手なカリフラワーも、こんなに滑らかだと問題無し。
舌触りが苦手なカリフラワーも、こんなに滑らかだと問題無し。
フルーツのソースも爽やかで、果汁の甘酸が軟らかく伝わる。
上に盛られた野菜の彩りも艶やか。
《ホワイトアスパラ》
ぶっといなぁ、アスパラ。
しかも三本も。
しかも三本も。
繊維が気にならず上々の歯触り。
纏っているのはぱりぱりのチーズで
想定外の供され方。
想定外の供され方。
後は肉料理だけだけど、もう一品、前菜系を行けるんじゃないか?
で、急遽追加した一皿。
で、急遽追加した一皿。
《サーモン》
たっぷりとふられているのはチーズで
前の皿とちょっとかぶっちゃったね。
前の皿とちょっとかぶっちゃったね。
真ん中に乗っている玉子を半分に割れば
黄身がとろんと流れ出す。
黄身がとろんと流れ出す。
それらを混ぜてサーモンと食せば
ほっこりした厚い切り身の味が更に引き立つ。
ほっこりした厚い切り身の味が更に引き立つ。
サーモンの塩はややきつめだけど
下に敷かれているたっぷりの野菜も勘案すれば
丁度の塩梅か。薫香も程好い。
下に敷かれているたっぷりの野菜も勘案すれば
丁度の塩梅か。薫香も程好い。
そして何れの料理もそうだったけど、
野菜の量も多く、加えてしっかり自己主張している。
野菜の量も多く、加えてしっかり自己主張している。
サラダ系を食べるのもアリだったか。
《牛タン、フォアグラ》
牛タンの中心にはフォアグラ、
網脂で包まれ火の入り加減も絶妙。
網脂で包まれ火の入り加減も絶妙。
さくりとナイフが入り、とっても軟らか。
そして牛タン自体、おっきいし。
そして牛タン自体、おっきいし。
マデラ系の甘みのあるソースに
クリームポテトも下にひかれ、
そしてここでもローストされた野菜が美味しい。
クリームポテトも下にひかれ、
そしてここでもローストされた野菜が美味しい。
ふう。漸くお腹が膨れた。
デザートで画竜点睛だけど、さすがに二皿はきついかも。
デザートで画竜点睛だけど、さすがに二皿はきついかも。
《ブリュレ、アイス》
ぱりぱりのほろ苦いカラメルを割って、
甘いアイスと合わせて食す。
甘いアイスと合わせて食す。
舌触りの違いの妙と、
意外に口の中がさっぱりとする。
意外に口の中がさっぱりとする。
飲み物は先の《ビール》に
ワインは《Les Vins Pirouettes Le Riesling de Stéphane》をボトルで。
5,200円の売価(たしか)は市価のほぼ倍かな。
それにスパークリングをグラスで一杯。
ワインは《Les Vins Pirouettes Le Riesling de Stéphane》をボトルで。
5,200円の売価(たしか)は市価のほぼ倍かな。
それにスパークリングをグラスで一杯。
お会計は〆て1.9万円と、かなり高額も
満足感は高いし、お腹が膨れるのはもっと嬉しい。
満足感は高いし、お腹が膨れるのはもっと嬉しい。
評価はビストロ基準の☆五点満点で☆☆☆☆★。
やはりこの系列の充実度は相当のモノ。