RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

中華そば 大井町 和渦@大井町 2017年4月27日(金)

そしてなかなか定着しない、と言えば
この場所も同様。

嚆矢の『ajito』は成り上がっての移転も
その後の『ゆうじん』『信者』は何れも短命に。

『信者』は行く間も無かったわけだけど、
ブロガーさん達のレポを読む限りでは
何れの店も生真面目とゆ~か、真摯な態度が伝わって来るのは共通。

今回はどうなんだろ?
開店からほぼ一年が経つ訳だが。

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店内は厨房に向いたストレート六席のカウンター。

12:45の入店で先客はゼロ。その後
食べ終わって出るまでの来客は一。


券売機は入り口右手。

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店に着くまでは《醤油》と思っていた。でも、
写真入りの「限定」に目が吸い寄せられ、
右下のボタンを躊躇も無く押してしまう。


食したのは、
魔法の塩チーズそば+大盛り。
値段は850+100で950円。

なんか乙女チックなネーミングだなぁ。


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置かれている能書きを見ながら待つこと6分、
受け皿の付いた大振りな白い丼がカウンター上に置かれる。


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おお、チーズが半分を覆っている。
同時にトリュフオイルの香りが
つ~んと鼻を突く。


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麺は細、ストレート。

茶味掛かった全粒粉。
表面はややざくざく。
その為かスープを良く拾う。

しかし引っ掛かり無くするっと啜れ、
ぷちんとした噛み応え、すっきりな喉越し。

量は200gちょっとだろうか。


スープのベースは塩。

尖りが無い上に、本来は主張の強いであろう複数の素材を
上手く纏め上げているのだろう、旨味が混然となって滋味深い。

そしてトリュフオイルの香。

赤っぽく見えるのはドライトマトらしく
酸味と甘みが、
刻んだマッシュルームからは
茸類独特の旨味が夫々溶け出し
ゆるゆると味が変わって行く。

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特徴的なのはやはりチーズ。
蕩けて麺に絡まり、軟らかく濃い乳製品らしい味が
深まって行く。

ラーメンであるのに洋風。
しかし違和感が全然ないのは凄い。

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添えられた葱と三つ葉
適度なアクセントになっている。


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それ以外の具材はチャーシューのみ。
トランプ大、7㎜厚が二枚。

そしてこれが馬鹿ウマ。
ハラミの様な口当たりと味。

+300円でも
増したい。


評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。


今回のお店からも
やはり過去と共通のテイストを感じる。

辺鄙な場所だけど
頑張って頂きたい。