【恵比寿神社】の脇に、三週間前にオープンの新店。
しかしこの一角は名だたる店がひしめきあう激戦区。
よく決断したなぁと、その勇気を先ずは讃える。
店内は厨房に向いたストレート三席のカウンター、
四人掛けのテーブルが二卓。
11:40の入店で先客は四。その後
食べ終わって出るまでの来客は三。
オーダーは各所に置かれたメニューを見て直接。
会計は食後に店奥のレジで。
(あれ。金額違ってね?
A看板では《白醤油貝出汁そば》は950円だったような・・・・)
食したのは、
奥出雲醤油そば+和え玉。
値段は1,000+250で1,250円。
オーダーから6分ほどで
トッピング類が乗った四角い皿が置かれる。
白髪葱が一盛り。
トランプ大の鶏チャーシューは低温調理。
厚みもありしっとり。
小皿に入っているのは、解した豚煮を
味玉で味付けしたもののよう。
これはスープに投入するのは憚られ、半分はそのまま食べ、
残りは後のお楽しみに取っておく。
更に1分後、切り立った白い丼に入った一杯が供される。
直近では良く見るビジュアルも
他所との差別化はちゃんとされてるんだろうか?
チャーシューは大人の手の大きさ、
薄めのロース肉が一枚。
この種の低温調理は食べ時に迷ってしまう。
メンマは拍子木状が数本。
こりこりとかなり手強い歯応え。
カイワレが数本添えられ、彩が良い。
麺は細、ストレート。
表面は粗目でぱつんとしている。
さくりと歯が通り、麦の味がすっと現れる。
量は100g強。
スープは濃い琥珀色、鶏ベースの醤油。
ただ前段としてトリュフオイルの香りが凄い。
麺を摘まみ上げるのと同時に、後から後から湧いて出る。
鶏や香味野菜や乾物できっちり土台を作り、
深みのある醤油の旨味を前面に出し食べさせるタイプ。
やはり、日本人だからね、こ~ゆ~味の構成は好きだな。
頃合いを見て《和え玉》を発注。
大き目の乱角チャーシューが数個。
これはちょっと冷えている。
分葱と水にさらした微塵の生玉葱。
予め和えられはいるようだけど、
さっくり混ぜ合わせる。
麺は同じものを使っている様子。
そして味付けも。醤油のカエシとトリュフオイルで、
これは完全に同じモノ。
《白醤油貝出汁そば》と合わせたかったかも。
それとも意図して同じ味で供しているんだろうか?
まぁ美味しいからいいんだけど。
最初はそのままで、後半戦は《つけ麺》風にしたり。
で、取って置いた小皿の中身を投入、
《まぜそば》っぽく頂いたりと、変化も楽しむ。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
初めて体験した時には鮮烈だったラーメンにトリュフオイルも、
これだけ数多の店で使われるようになると
却って埋没感があるかも。