RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

麺処 に志の@恵比寿 2020年10月31日(土)

恵比寿神社】の脇に、三週間前にオープンの新店。
しかしこの一角は名だたる店がひしめきあう激戦区。
よく決断したなぁと、その勇気を先ずは讃える。


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店内は厨房に向いたストレート三席のカウンター、
四人掛けのテーブルが二卓。

11:40の入店で先客は四。その後
食べ終わって出るまでの来客は三。


オーダーは各所に置かれたメニューを見て直接。
会計は食後に店奥のレジで。

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(あれ。金額違ってね?
A看板では《白醤油貝出汁そば》は950円だったような・・・・)

食したのは、
奥出雲醤油そば+和え玉。
値段は1,000+250で1,250円。


オーダーから6分ほどで
トッピング類が乗った四角い皿が置かれる。

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白髪葱が一盛り。

トランプ大の鶏チャーシューは低温調理。
厚みもありしっとり。

小皿に入っているのは、解した豚煮を
味玉で味付けしたもののよう。
これはスープに投入するのは憚られ、半分はそのまま食べ、
残りは後のお楽しみに取っておく。


更に1分後、切り立った白い丼に入った一杯が供される。

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直近では良く見るビジュアルも
他所との差別化はちゃんとされてるんだろうか?


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チャーシューは大人の手の大きさ、
薄めのロース肉が一枚。

この種の低温調理は食べ時に迷ってしまう。


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メンマは拍子木状が数本。
こりこりとかなり手強い歯応え。

カイワレが数本添えられ、彩が良い。


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麺は細、ストレート。
表面は粗目でぱつんとしている。

さくりと歯が通り、麦の味がすっと現れる。

量は100g強。


スープは濃い琥珀色、鶏ベースの醤油。

ただ前段としてトリュフオイルの香りが凄い。
麺を摘まみ上げるのと同時に、後から後から湧いて出る。

鶏や香味野菜や乾物できっちり土台を作り、
深みのある醤油の旨味を前面に出し食べさせるタイプ。

やはり、日本人だからね、こ~ゆ~味の構成は好きだな。


頃合いを見て《和え玉》を発注。

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大き目の乱角チャーシューが数個。
これはちょっと冷えている。

分葱と水にさらした微塵の生玉葱。

予め和えられはいるようだけど、
さっくり混ぜ合わせる。

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麺は同じものを使っている様子。
そして味付けも。醤油のカエシとトリュフオイルで、
これは完全に同じモノ。

《白醤油貝出汁そば》と合わせたかったかも。
それとも意図して同じ味で供しているんだろうか?
まぁ美味しいからいいんだけど。

最初はそのままで、後半戦は《つけ麺》風にしたり。
で、取って置いた小皿の中身を投入、
まぜそば》っぽく頂いたりと、変化も楽しむ。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


初めて体験した時には鮮烈だったラーメンにトリュフオイルも、
これだけ数多の店で使われるようになると
却って埋没感があるかも。