RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

麺や 魁星@川崎 2022年11月12日(土)

九日目前にオープンの新店。
場所は京急の高架下、『太陽のトマト麺』の跡地。

店内は厨房に向いたコの字型十席と八席のカウンター。
が、何れも通路側の二席には×印で使用不可。
実質、十四席かな。

10:57の店頭着で先客は四(二人連れが二組)。
その後は続々の来客で外待ちもできる。

定刻通りに扉が開き、順次招き入れられる。


オーダーは各所に置かれたメニューを見て直接。

会計は食後にカウンター越しに。


食したのは、
ラーメン醤油+麺大盛。
値段は880+120で1,000円。


それから実に20数分待って供された一杯。

目の前に置かれた途端に、
トリュフオイルの強い香りがもわんと立ち上がる。


チャーシューは何れも低温調理の鶏と豚。

鶏は薄めの短冊大でしっとり食感。

豚はトランプ大と花札大のロースが各一枚。


たっぷり青葱は嬉しい薬味。
微塵の紫玉葱も量が多い。

黒胡椒が丸っと三粒。
香りが良いことこの上なし。


メンマは出色。
細目の拍子木状で長さ有り。

甘鹹の味付けに
軽く胡麻油と発酵香。

繊維もさくさくと解れる。


麺は細、ストレートで透明感がありつつ、
細かい茶色の粒子が散在する。

滑らかでつるっとした啜り具合に
ぷっつりした噛み心地。
喉越しも心地好い。

量は200gほどか。


スープは透明度のある清湯醤油。
鶏ガラベースに醤油の深みのある鹹さが効いている。
そこに軽く貝の旨味が加わり、良好な組み立て。

ただ、ウリのトリュフオイルの香りは良いものの、
ここまで強くしなくても、と思ってしまう。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


とは言え、オペレーションがダメダメ。
接客と調理の両方でそれは言え。

接客で言えば、客の誘導から
オーダーを取る順序も丁寧そうに見えて
実際は言葉足らずで客を惑わし却って不親切。


調理は1ロットMax四杯で作っているようだけど、
細麺の醤油とやや太麺の塩を同時に仕上げるため、
非常に効率が悪くなっている。

二人以上連れなら嬉しい配慮も、
バラバラの三人であれば醤油を先に供すれば
回転は改善するはずで
何故頑なにそれを遵守するのか、さっぱり理解が出来ず。