九日目前にオープンの新店。
場所は京急の高架下、『太陽のトマト麺』の跡地。
店内は厨房に向いたコの字型十席と八席のカウンター。
が、何れも通路側の二席には×印で使用不可。
実質、十四席かな。
10:57の店頭着で先客は四(二人連れが二組)。
その後は続々の来客で外待ちもできる。
定刻通りに扉が開き、順次招き入れられる。
オーダーは各所に置かれたメニューを見て直接。
会計は食後にカウンター越しに。
食したのは、
ラーメン醤油+麺大盛。
値段は880+120で1,000円。
それから実に20数分待って供された一杯。
目の前に置かれた途端に、
トリュフオイルの強い香りがもわんと立ち上がる。
チャーシューは何れも低温調理の鶏と豚。
鶏は薄めの短冊大でしっとり食感。
豚はトランプ大と花札大のロースが各一枚。
たっぷり青葱は嬉しい薬味。
微塵の紫玉葱も量が多い。
黒胡椒が丸っと三粒。
香りが良いことこの上なし。
メンマは出色。
細目の拍子木状で長さ有り。
甘鹹の味付けに
軽く胡麻油と発酵香。
繊維もさくさくと解れる。
麺は細、ストレートで透明感がありつつ、
細かい茶色の粒子が散在する。
滑らかでつるっとした啜り具合に
ぷっつりした噛み心地。
喉越しも心地好い。
量は200gほどか。
スープは透明度のある清湯醤油。
鶏ガラベースに醤油の深みのある鹹さが効いている。
そこに軽く貝の旨味が加わり、良好な組み立て。
ただ、ウリのトリュフオイルの香りは良いものの、
ここまで強くしなくても、と思ってしまう。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
とは言え、オペレーションがダメダメ。
接客と調理の両方でそれは言え。
接客で言えば、客の誘導から
オーダーを取る順序も丁寧そうに見えて
実際は言葉足らずで客を惑わし却って不親切。
調理は1ロットMax四杯で作っているようだけど、
細麺の醤油とやや太麺の塩を同時に仕上げるため、
非常に効率が悪くなっている。
二人以上連れなら嬉しい配慮も、
バラバラの三人であれば醤油を先に供すれば
回転は改善するはずで
何故頑なにそれを遵守するのか、さっぱり理解が出来ず。