封切り四日目。
席数119の【SCREEN3】の入りは十人ほど。
席数119の【SCREEN3】の入りは十人ほど。
しかし面白いのはその客層で、
白髪の初老の男性が半分を占める。
白髪の初老の男性が半分を占める。

笑わそうとしているシーンで笑えない、
泣かそうとしている場面でも泣けない。
何ともちぐはぐな印象だが、これは偏に、
話中での主人公の造形に失敗(敢えて「失敗」と言う)
したことが大きい。
泣かそうとしている場面でも泣けない。
何ともちぐはぐな印象だが、これは偏に、
話中での主人公の造形に失敗(敢えて「失敗」と言う)
したことが大きい。
ただのロック馬鹿で世事にも長けない主人公の
『日々沼拓郎』をそれらしく見せるための造りこみだろうが
あまりにも現実と乖離し過ぎてリアリティが全く感じられない。
『日々沼拓郎』をそれらしく見せるための造りこみだろうが
あまりにも現実と乖離し過ぎてリアリティが全く感じられない。
よしんば原作に忠実だったとしても、
映画化の時点で漫画とは異なるコンテンツになっているわけだから、
それなりの装飾を施すのが必須だろう。
映画化の時点で漫画とは異なるコンテンツになっているわけだから、
それなりの装飾を施すのが必須だろう。
ようはオーバーアクトに過ぎる演出が
鼻について鼻についてどうしようもなく、
他の登場人物は許容範囲なのに、
何故主人公に限ってこんなにしてしまったかなぁ、と。
しかも最後まで、そのテンションが変わらないんだから。
鼻について鼻についてどうしようもなく、
他の登場人物は許容範囲なのに、
何故主人公に限ってこんなにしてしまったかなぁ、と。
しかも最後まで、そのテンションが変わらないんだから。
ストーリー自体にも目新しさはない。
どこかで読んだようなエピソードと、
他の映画やドラマで観た記憶のあるシーンが並べられ、
さながら過去作品のコラージュの装い。
どこかで読んだようなエピソードと、
他の映画やドラマで観た記憶のあるシーンが並べられ、
さながら過去作品のコラージュの装い。
評価は☆五点満点で☆☆☆。
ロックしてないよ。