封切り二週目。
席数96の【シアター10】は三割程度の入り。
席数96の【シアター10】は三割程度の入り。
老齢の夫婦が居るかと思えば、
お子連れのお母さんがおり、
年齢の幅は広いが、二人以上連れが多いのは間違いない
お子連れのお母さんがおり、
年齢の幅は広いが、二人以上連れが多いのは間違いない
原作は『荒川弘』の大ヒット漫画。
〔鋼錬〕であてにあてた彼女の、
次作はど~よと、期待して待っていたら
思わぬ方向の農業を主題とした一作。
次作はど~よと、期待して待っていたら
思わぬ方向の農業を主題とした一作。
最初は躊躇していたものの、
試しに一巻を読んでみれば
いや、面白い面白い。
試しに一巻を読んでみれば
いや、面白い面白い。
当然のことながら、全巻持ってます。
で、映画の方も、予告編がまずまずの出来だったので、
迷わずに鑑賞。
迷わずに鑑賞。
封切り十日目で、小さい劇場の
更にこの入りでは、少々不安もあった。でも、
観終われば、どうしてどうして、なかなか良く出来ている。
更にこの入りでは、少々不安もあった。でも、
観終われば、どうしてどうして、なかなか良く出来ている。
原作は既に十巻を越え刊行中。
本編はその内の七巻中途までを題に取り
かなり手際よく纏めている。
本編はその内の七巻中途までを題に取り
かなり手際よく纏めている。
高校生活であれば、春の入学から秋の学園祭までにあたるだろうか。
原作では数々のエピソードがてんこ盛り、
脇役さえ生き生きと動き出しているのだが
ここでは大きく端折り、登場人物も収斂させている。
脇役さえ生き生きと動き出しているのだが
ここでは大きく端折り、登場人物も収斂させている。
その分、個人の性格付けの深みや、
楽しいギャグを大幅にそぎ落とし、
『荒川』作品らしさが欠落している恨みはある。
楽しいギャグを大幅にそぎ落とし、
『荒川』作品らしさが欠落している恨みはある。
唯一、『八軒』の父親だけは
ミスキャストだがな。
ミスキャストだがな。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆。
登場人物を寄せたことで、
一人に多くの役割を持たせる工夫が必要となり、
その分、ムリな科白回しはあるのだが、
シュチエーションをあてることで不自然さを感じさせないのは
脚本の手柄か。
一人に多くの役割を持たせる工夫が必要となり、
その分、ムリな科白回しはあるのだが、
シュチエーションをあてることで不自然さを感じさせないのは
脚本の手柄か。
何れしろ、原作を読み込んでいればこその感想であり、
そうでなければ、かなり自然に受け入れることができるだろう。
そうでなければ、かなり自然に受け入れることができるだろう。
余談ではあるが、肉を脱いだ『タマコ』が見られないのは
残念だった。
残念だった。