RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

まほろ駅前狂騒曲@109シネマズ川崎 2014年10月19日(日)

封切り二日目。

席数175の【シアター4】の入りは七割程度。
三十代くらいの女性の独り、または複数連れが多い印象。

イメージ 1


随分と不親切な造りだ。
まるで部外者を意図的に拒絶しているよう。

本作を観る上では、
前作の鑑賞及び
今回の来場にあたっての復習がマスト。
それほど、過去の人間関係や出来事の説明は
極力排されている。


自分としては、原作は勿論既読。
更に〔まほろ駅前多田便利軒〕もきっちり劇場で観ている
(しかし、今回の為の復習はしなかった・・・・)。
にも係わらず、登場人物や前回の事件を想起するのに骨が折れ、
一瞬、流れをキャッチアップするのが疎かになってしまった。

それとも、TVドラマ版である〔まほろ駅前番外地〕も観てないと
ダメだったのか。
だとするとヒド過ぎるぞ。


これだけ過去の説明を切り詰めたのに、しかも二時間強の尺で、
新しいエピソードが濃い密度で盛り込まれているかというと
意外とさにあらず。非常にシンプルな筋立てで、
前作並みの賑々しさやテンポの良さを期待していると、
かなりの肩透を喰らわされた気分になる。

『行天(松田龍平)』の娘を
『多田(瑛太)』が独断で、便利屋の商売として預かるコトを軸に、
幾つかの出来事が周囲を彩り、
何時も通りの騒動が繰り返されるわけだが、
今回は『行天』のヒューマニスト的な側面が
過去の苦い思いを伴い、
色濃く打ち出される中身になっている。


評価は☆五点満点で☆☆☆☆。

倒叙的な表現が多用されているため、
ああ、あのシーンはこの事だったのね、
との理解ができるのは良いとしても
度が過ぎると鑑賞の自然な流れが阻害されてしまう。

それでも挿話の出来が比較的良いので、
何とかオハナシとして破綻してないのは救いなのだが、
それは単に原作の手柄だし。