RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

麺恋処 き楽@御成門 2013年12月7日(土)

【A4出口】から【芝郵便局前】の交差点を過ぎたら
【日比谷通り】から【第一京浜】方面に一本入る。

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店内はL字型、十二席のカウンター。
開店間もない11:10の訪問で先客は既に三。
その後、食べ終わって出るまでの来客は四で、
席がずんずんと埋まって行く。

券売機は入り口右手。

入った途端に煮干しの良い香りが鼻をくすぐる。


食したのは、○得つけめん 中。
値段は940円。
並は200gだが「増量サービス」の中は300gで同料金。
大は400gで+100円。

「得」は通常品+200円で、チャーシュー・玉子・メンマ増量の表示。

《味噌》もウリの様で、こちらは+70円のプライシング。

「つけめんは長めに茹で時間を頂きます」との表示もある。


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麺は中ストレート。
ぴかぴかと輝いている。
試しに数本を掴もうとするも、余りにつるつるしていて
却って持ち上げにくい。
何とか摘み上げ、つけ汁に漬し、一気に啜り込むと
素晴しく滑らかな口当たり。すげ~。

奥の部屋に製麺機が納まっていたが、
それの威力か。

しかし、一度歯を立てると、今度はむっちりと押し返して来る。
生茹ででは無く、途轍もない芯のコシの強さ。
羊の皮を被ったオオカミだな。

香りも良いし言うことナシなんだが、唯一の不満が
量が少ない点で、300gじゃ全然足りない。


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つけ汁は豚骨魚介
供される前に「柚子が入りますが大丈夫ですか?」と確認される。
勿論、勿論、大好きです。

粘度は低めで、どちらかと言うと、サラサラしている。
オマケに、あれほど薫った煮干しが、殆ど香りとして立ち上がって来ない。

しかし、一口飲んで納得、魚介系がやや強いものの、
豚骨とのバランスが良い。
甘味は無く、素材由来の僅かな酸味。

時として柚子がそして胡椒が、舌に響き、
葱や玉葱のアクセントも良好。

麺への絡みはあまり良くなさそうだったが、
どうしてどうして、十分に旨味を感じる。


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具材は、チャーシュー、メンマ、玉子、海苔、鳴門。

チャーシューは子供の掌大が三枚。
芳ばしく炙られ、濃い色が付いてはいるが、味はさほど強くない。
複数の部位が混ざっているようで、或るモノは軟らかく、或るモノは
適度な歯応え。
ただ、何れも豚らしい味わい。

メンマはやや濃い目の色で細いものが大量に。
こりこりした歯触り。
それでいて、処理がちゃんとしているんだろう、
歯応えは良好だ。

玉子は黄身が蕩けて濃厚。
しっかりと味も染みている。

海苔は短冊大が一枚。
良い香りがする。

鳴門は飾り切りになっており
これは珍しい。


評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。

文句の付けようのない一品。
もうちょっと麺量があればなぁ。