RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

食幹@渋谷 2013年11月8日(金)

六本木通り】を【青山】方面に昇る。バイク店の先、
坂をほぼ登り切ったあたりで右手を見れば
地下に降りる階段がぽっかりと空いている

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店内は予想以上に広い空間。
厨房周りのカウンターだけでも二十席強はあり、
更に奥には同人数が収容できそうなテーブル席もある。

12:35の入店で客の入りは五割程度。
でも、数人が連れ立って出て行けば、また数人が入って来るしで、
常時、この程度の混み具合が維持されている。

しかも女子比率が極めて高い。
近隣の人気店、なのだな。

お昼時には、この様な

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定食類も用意されているが、こちらの目当ては
勿論《つけ麺》。

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三種類の味と麺量から選択したのは、
しょうゆ 大。

オーダーは直接。
支払は渡された伝票を持って、
食後に入り口脇のレジで。


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程無くして供された一品は、
大きな盆に載せられている。


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麺は中、やや細、平、やや捻じれ。
頭頂部には相当量の刻み海苔が乗せられ、これは嬉しい。

一見すると、えっ、これだけ?
これで300g(茹で前)は無いんじゃないの?
と、思ったが、食べ進んでも、なかなか量が減らない。

入っている器の嵩が意外とあるのと、
麺がみっちりと詰め込まれているせいなのだが、
それが故に、麺同士が絡みつき、少々食べ難い。

しかし、一度、つけ汁に漬し啜り込めば、
やや軟らかめの麺の表面は滑らか、
つるつると滑り込んで来る。

中央部には、しっかりとコシもある。


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つけ汁は醤油。しかも大きな丼になみなみと注がれている。
表面を胡麻、分葱、揚げ玉が覆う。

一口啜れば、かなり甘鹹い。

出汁、醤油、味醂が効いていて、
「めんつゆ」を彷彿とさせる

ではあるが、三つの要素は遊離せず、
ぴったりと融合。
醤油は尖り無く、味醂はべったりとせず
軽やかな甘み。
出汁の上に、綺麗に立ち上がっている。


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具材は、チャーシュー、玉子、若布、モヤシ、白菜、油揚げ!

そして、山葵も付いているのだが、これがスグレモノ。
試しに、チャーシューにそのまま付けて食せば、
肉の旨味が引き立つ。
つけ汁に溶かせば、仄かな辛味が添加される。
そして、蕎麦にする様に、麺に直接つけてから食せば、
ぴりりとした辛味が舌を刺激する。
これは、素晴らしい薬味。

チャーシューは大人の掌大、厚みのあるものが二枚。
ややぱっさりとしているが、つけ汁に漬せば、しっとり感を取り戻す。

玉子は黄身まで硬めの茹で加減。

モヤシ、白菜は予め茹でられしんなりとしている。

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油揚げは、みっしりと身が詰まり
食べでがあり。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。

本来が和食の店が出す一品は、
やや変わり種ながら、しっかりと手が掛かって
上々の味わい。