RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

YOUNG ARTISTS JAPAN 2011@ラフォーレミュージアム六本木 2011年10月2日(日)


今回は場所を変えて【ラフォーレミュージアム六本木】での開催だが、
意外と場所が判りにくいんだよね、初めて行く人には。
オマケにココは坂の上にあるので、
どの最寄駅からも、えっちらおっちらと、登って行かなければならない。
一番楽なのは【六本木一丁目】の駅から、
【泉ガーデン】脇の、長~~~いエスカレターを利用することなんだけどね。


総出展ブースは百二十位だろうか。
その中で気になったのは次の四人。

『湯浅万貴子』
銀箔の上に細い線で女性の軟らかそうな姿態が描かれている。
近寄って見ると、これらは点描。
うわ~、ココロゆすられる。
タイトルに〔Ag〕とあったりするのは、
素材によるものとの見当も付いたが・・・・。
掛かった労力と大きさを勘案すると、
プライシングもむべなるかな。

井上洋介
画材は木。その上に各種の画料を用い彩色されている。
感じとしては『瀧下和之』に似ているんだけど、
モチーフは独特。
ユーモラスで好きだな。

『大西高志』
全体的に赤く染まった日本画
ベースとなるのは古来からの花鳥。
しかし、そこに近代の素材が違和感無く取り込まれ、
融合している。
それ以外に描き込まれているモノも含め
『ダリ』っぽいのだが、和のテイストはふんぷんと薫る。

『蒼野甘夏』
これも日本画
掛け軸様に、端整にすっきりとした
縦長の画面。
描かれているのは、美味しそうなデザート。
和風の器に盛られている。
更に意匠化された和の文様が付加される。
遠目には、立派に一幅の吉兆紋に見えるから不思議だ。


それ以外にも、何点か興味深い作品はあるのだが、
例によって会場内は、観客よりも関係者が多いように見受けられるし、
その観客とても、縁者や美大在籍者が多そうな感じ。
ココイラ辺が、改善せんとなぁ。