RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

らーめんと甘味処 九月堂@渋谷 2010年10月29日(金)

実は二週間ほど前にも同店を訪問したのだが、
入り口から覗くと数人の待ち。
急いでいることもあり、その時は断念してしまった。

そして今日は捲土重来。
時間の余裕も有るし、並ぶのも平気さっ。

意気揚々と【公園通り】の坂を登る。
左手に【渋谷区役所】が見えてきたら、路地を右折。
途中こんな看板も出ているから、見逃すことはまず無い。
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ビルの二階にあり、入り口は少々判り辛いが、
店の前にも、看板。
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そしてドアの脇には、品の良いプレートが掛けられている。
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席はL字型のカウンター八席と四人掛けのテーブルが二卓。
店内は広々としている。
それ以外にも、小さいテーブルや椅子が用意されていて、
混雑時には活躍するのだろう。

13時の入店で、先客は十と盛況。
その後は順繰り順繰りの来店で、常にお客さんが多い状態。
しかも女性比率が高い。半数以上が女性ではないか。
何て珍しい。
そんな中、むくつけきおぢさんは、少々萎縮しちゃうな。


入ってすぐ左側にある券売機で食券を買う。

食したのは、スペシャルつけ麺。
値段は950円。
ランチタイムはライスか麺大盛がサービスとのことなので、
迷わず後者を。
更に麺は、冷・熱の選択も可能。

麺は中ストレート。
麦の香りが程よい。
表黄色く光っていて婀娜っぽい。
コシがあり滑らかなので啜り易い。
むっちりした噛み応え、するっとした喉越し、
共に良し。
量もお腹一杯になりますう、といった程では無いが
そこそこ満足できる。

つけ汁は動物系+魚介系。
随分と小さい器で供される。
表面にはかなり厚い透明な油の層。
葱とアラレが浮かんでいる。
アラレは大小、色取り取りで美しいビジュアル。
しかし、食感の点では、少々難アリだな。
油の下には麦色のつけ汁。
これが、動物と魚介のバランスが頗る良い。
粘度はそこそこ。
コクは中庸だが、旨味と上品な甘味が立ち上がって来る。
これは、素晴しい。
底には挽肉も潜んでいる。

具は、チャーシュー、メンマ、味玉。

チャーシューは大人の掌大の(多分)ロース。
しっかりした味付け。軟らかめ。
加えて、角切りのツナだろうか。
濃く煮付けられ、添えられている。
これをほぐしながら頂くと、つけ汁の味も変化する。

メンマも濃い色。
しかし、味は程よく、筋も気にならない。

玉子はやや硬めの茹で加減。
色はあまり付いていないが、
しっかりした味付けで、黄身も濃い。

最初からポットで出される「魚の出しです。
最後にスープ割で、途中つけ汁の調整にもお使い下さい」を
注ぐと、おお、確かに、魚介の香りと味が凄まじい。
これも上々な味。

評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
麺とつけ汁が、兎に角素晴しい。

加えて接客、仕事振り共に丁寧。
丼を出す時に、縁を拭うなんてこと、
普通のお店はしないでしょ。

麺の後で甘味を食す女性も多し。
太らないか、それ?