これで「すずのね」と読むらしい。
二週間前にオープンの新店。
場所は【虎ノ門ヒルズステーションタワー】
日比谷線改札直結の【T-MARKET】内。
一種フードコートで
多くの店がひしめきあっている。

店舗そのものは
厨房に向いたストレート六席のカウンターも、
周辺の席でも食べることは可能なよう。
11:30の店頭着でイの一番。
「RDB」では11:00~と表示されているが、
予約の入っている弁当を作るのに大わらわで、
「少しお時間頂戴します」と言われてしまう。
実際、カウンターの半分ほどには
出来上がった大量のお弁当が置かれていた。
また、自分より前に一人先客ありも
(以前のような)鶏丼を所望していた様子。
その後、食べ終わって出るまでの来客は六。
オーダーは各所に置かれたメニューを見て直接。

会計は食後にレジの端で。
食したのは、
鶏らぁめん。
値段は1,100円。
水やおしぼりが出されたのは
着席から10分後。
それも、かなり後に来た客から出されるちぐはぐさ。
結局15分の待ちで
四角い折敷に薬味もセットされ供される。

麺の入った丼は、そっけないほど潔い見た目。

麺とスープ以外は微塵の紫玉葱のみ。

麺は細、ストレート。
表面はつるつるに滑らかで透明感あり。
つるっと啜れば、軟らかめの口当たり。
喉越しも爽やか。
しかし、スープがかなり特殊なので
この麺が合っているのかは首を傾げるところ。
量は100g強。
スープは鶏塩で、僅かな濁りの黄金色が美しい。
表面には鶏油もきらきら輝く。
ただ一口飲んで吃驚。
塩味や旨味、コクをあまり感じない。
いや、鶏と出汁の味はしっかりあるのに、
意図的に厚みを除いたよう。
深さは感じるので食べるのに支障はないが、
やはり添えられた薬味で味変を楽しむ仕立てのよう。

醤油出汁の沁みた花札大の鶏肉の削ぎ切りが三枚。
冷たいが、変な匂いはせず、温まれば味がスープに溶け出す。
あおさ が一匙。
青葱はこの手のスープには必須。
あとひとつは
節と野菜と実山椒の佃煮にも似た味で滅法美味しい。
これがスープを激変させる。
量が多くないこともあり完飲。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
上品にも上品を重ねた一杯。
力強い鶏出汁と旨味の強いカエシで作られた一杯を食べてみたい気がした。