RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

中華そば 結。YuI@大森 2020年10月30日(金)

二週間前にオープンの新店は『でこ@新丸子』の二号店、

加えて界隈では珍しい{長岡生姜系}、

更には近所に『麦苗』の二号店もオープンし
連食のヲタが殺到と、
凄い混雑になっていると聞く。

でもね、ぼちぼち落ち着いて来た頃でしょ、と
足を向ける。

対面には【Milpa】のどん詰まりの公園。

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11:20の着で店頭の待ちは僅かに一人。
やっぱりね、と独りほくそ笑む。

自分の到着と同時に件の人が食券を買いに中に入ったので
それに続く。

店内は厨房を囲むL字型十席のカウンター。

端の方では既に一人、丼を抱えて麺を啜り中も、
どうやらお馴染みさんのよう。

買った食券を店員さんに渡し、再度外に出て並び直す。

で、そこからが凄かった。開店前には十人以上の列になり
以降も来客は途切れることはない。

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自分の退店時にも写真の状態で。


券売機は入り口左手。

食したのは、
醤油ラーメン+生姜和え玉(1玉)。
値段は900+300で1,200円。


着席から5分ほどで供された一杯。

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正調な{生姜系}だ。そして
置かれた途端に生姜の香りがもわんと立ち上がる。


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10㎝四方の海苔一枚は磯の香りがし厚みもある。

ざくざくと切られた葱が一掴み。これはスープにピタリと合う。

ホウレン草が一つまみ。

鳴門が二片。



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チャーシューは大人の掌大、薄めが三枚。
軽い味付けが良い感じ。


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メンマは細くしゃくしゃくとした歯応え。


麺はやや細、平、捻じれ。
つるりと啜れ、ぷりっと唇に当たり、もちりとした噛み応え。
量は100gちょっとあるかしら。

スープは生姜の香りが鮮烈な動物系の醤油。
麺を手繰る度に、もうもうと立ち上がり、最後まで途切れることはない。
それに比して舌にはびんびんとは響かず、苦手な人も問題なくイケるんじゃないか。
醤油の心地好い鹹さも主張し過ぎず、『我武者羅@幡ヶ谷』などとはかなり異なる味の組み立て。

 

頃合いを見て《和え玉》をオーダー。
随分と短い時間で供される。

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値段の割にはチープな見た目。

主なトッピングは魚粉と微塵の生玉葱と葱。


先ずは混ぜ合わせてみると、おや
麺が随分と細い。早く供せる理由はこれだったのね。

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細、軽くカールで、少しだけぱつんとした口当たり。

味付けは生姜油+魚粉で、これが頗る面白い。
ダイレクトに合わせるとこんな味になるんだ、と
少々感動しながらばくばくと食す。

麺量は100gほどか。

中途、残して置いたスープに漬し食べると
これもなかなか合う。

そして魚粉が溶け出した後を口に含めば
更に玄妙な味わいに。

美味しく完飲する。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


懐には優しくないけれど、今後もメニューが展開されるようだし
良い店が近隣にできたなと言祝ぐ。