【虎ノ門ヒルズビジネスタワー】内の
「虎ノ門横丁」に6月11日にオープン。
時節柄、入口と出口は別になっているので注意が必要。
入口側にはサーモグラフィーと手指消毒用のアルコール。
入場制限もされるようで、自分の訪問時には
丁度350人がカウントされていた。
そのせいか、入って直ぐの右手に在る『勝本』ですら
数席の空き。
この時間帯でねぇ!と驚くと共に、
暫らくは穴場かもしれない。
標題店はその昔、
近場に『リュウキュウアーユー食べる会』を出店したけど行けずじまい。
【二子玉川】の店は何時も行列だし。
行き易い場所に来てくれたのは勿怪の幸い。
店は厨房に向いた九席のカウンターに
立ち食いスペースもあるのかな。
13時丁度の着で先客は八。空いている一席に通される。
その後、食べ終わって出るまでの来客は三。
オーダーは各所に置かれたメニューを見ながら直接。
会計は食後にカウンターの端で。
食したのは、
鮎涼ラーメン+大盛。
値段は1,320+110で1,430円。
オーダーから7分ほどで折敷の上に一式がセットされ供される。
同時に店員さんからは食べ方の説明も。
なんといっても目立つのは鮎。
開いて一夜干しにしたものをさっと炙り
形を整えて出される。
身はほくほく。大きな骨は除いてあるので
頭からがぶりと、尻尾の先まで綺麗に食べられる。
一方で、肝の野趣には欠けるかも。
お約束の蓼もきちんと添えられ、
こちらもそれほどに苦みはない。
麺は中、やや細、縮れ。
一本はさほど長くはない。
表面つるつるで、歯を立てればしこしこ。
量は200gちょっとあるかしら。
つけ汁は鮎の煮凝り。表面には山椒。
最初はちょっとだけ、次にたっぷり纏わせて麺を啜れば
官能的な美味しさ。
半分ほどはそのまま、次に鮎出汁を入れ粘度を弱めて。
つけ汁っぽくはなっても、旨味は却って強くなる面白さ。
麺を食べ終わったら、鮎ふりかけの掛かったご飯に取り掛かる。
最初はそのまま、中途からやはり鮎出汁を注ぎお茶漬け風にして完食。
赤蕪の漬物はかなりの酸味。
良い口直しに。
評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
値段もイイけど満足度も高い鮎尽くし。
ちょっと涼しくなったら
《鮎〇ゴトラーメン》を食べに来よう。