過去三回の訪問は何れも『麺香房 暖々』且つ旧店主の時。
なのでこの場所に来るのは十年以上振り。
『大』なら店によって多少の違いはあるものの
『@汐留』でも『@蒲田』でも良いわけで、
普段ならわざわざここまでは足が延びない。
それでもこのご時世、そうはいってられないわけで。
入り口の扉は閉まっている。
店内は厨房を囲むL字型七席のカウンター、
四人掛のテーブルが一卓。
カウンターの席は間引かれているよう。
オマケに間には半透明の衝立がしっかりと。
11:35の入店で先客は四。その後
食べ終わって出るまでの来客は五。
券売機は店の中央左側。
食したのは、
油そば(並)生麺200g。
値段は890円。
プラチケを渡してから6分ほどで
「どうしますか、トッピング」の声掛け。
「野菜マシ」だけをお願いする。
店名の入った受け皿に乗った、やはり店名入りの厚手の丼に入った一杯が
とんとカウンターの上に置かれる。
随分と重そうだ。気を付けて下ろさないと。
たまたま写り込んだ野菜のトッピング見本の写真と比べても
遜色のない盛り。
ほぼほぼモヤシにちょっとだけキャベツ。
しゃきしゃき感が残り、熱々の茹で加減。
カラメもちょこっと回し掛けられているので、
それを頼りに八割ほどそのままはふはふと口に入れる。
隠れるように卵黄。
同じく軟らかい歯触りで薄味のメンマ。
葱も入っている。
天地を返して現れた麺も熱々。
中、やや細、捻じれ。
表面は艶やかも芯にはしっかりコシ、
ごわりとしてなかなかの格闘感。
その分、麦の味の沁み出しも強い。
咀嚼するのに、ぐっと歯を立てるから。
量は表示通り200gほど。
チャーシューは小さめのトランプ大、
7㎜厚のロース肉が二枚。
すっと噛み切れ、醤油の味が染みている。
玉子の茹で加減は上々。
これの味付けも結構濃いめ。
味付けはカエシと出汁に脂。
鹹さは控え目。
完飲はしないけど。
評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。
野菜の量と状態の為か、食べ終わるのに
9分ほど掛かってしまう。
それでも他の人よりは、随分と早いのだが。