六年ぶり二度目の訪問。
場所は【元なぎさ通り】を挟んで【品川警察】斜向かい角。
店内は厨房に向いた四席、窓に向いた五席のカウンター、
二人掛けのターブルが二卓、四人掛けが一卓。
11:00の入店で先客はゼロ。その後
食べ終わって出るまでの来客は五。
もっともこの店は暖簾が出されるのが早いので、
この時点でも食券に刻印された番号は「15」。
出入口は別になっており、入り口の自動ドアは開けっ放し。
来客も少ないので、皆、間隔をおいて座っている。
券売機は入り口正面。
苦手のタッチパネル式。
食したのは、
チャーシューメン並盛(麺増量)。
値段は1,100円。
先ずは平日ランチタイム無料のライスor麺増量を選択し、
本メニュー~トッピング、更にはお好み指定と進んで行く。
結果、吐き出された食券はこんな具合で。
口頭で注文をし、会計は吊るされた笊に投入、
お釣りは勝手に持って行くとの、旧店のアバウトさが
妙に懐かしかったり。
着席から12分ほどで
「15番の方」の声と共にカウンター上に置かれた一杯。
丼が小さいせいか、妙にこじんまりと纏っている。
木耳が一掴み。ややもそもそした口当たり。
軟らかい若布からは潮の香り。
8㎝四方の海苔一枚は薄いものの香りが良い。
チャーシューは大人の掌大、1㎝厚が四枚。
箸で持ち上げるとはらりと解れるほどふわとろ。
麺は中、厚みある平、ストレート。
表面滑らかで{家系}っぽい外観。でも一本はそこまで短くない。
つるっと啜れ、もちりとした噛み応え。
芯には軽くぽくっとした感じがある。
量は200gほどか。
スープは大蒜が軽く香る、豚骨+豚+野菜+乾物の塩味。
旨味そのものは重層的でコクがたっぷりも、先ず舌に乗るのは
塩のしょっぱさで脳天を衝くほど。
『二郎』の醤油とはある意味対極の鹹さ。
科学のチカラの感じ方は共通なれど。
たっぷり仕込まれたざく切りの生玉葱を追いながら
数口を含むも、過半は残してしまう。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
昔は《大盛チャシウ》が個人的定番も、
時間を見計らわないとありつけない一杯だったことを考えると、
おそらくいつ行って食べられる標題店は
それなりに重宝な存在なのだろう。