十数年ぶりの標題店。
開店したての頃に立て続けに複数回行って、
以降はとんとご無沙汰だった。
だって、あっという間に行列店になってしまったものだから、
並ぶのが苦手な自分には
随分と敷居が高い。
でも、このタイミングならね、大丈夫でしょ。
店舗は【環七通り】沿い。【第一京浜】との交差点から
150mほど【大井ふ頭】寄り。
店内は厨房に向いた八席のカウンター。
11:30の入店で先客は一。その後
食べ終わって出るまでの来客は三で
目論み通り隣の客とは椅子を一つ以上挟んで座れる空き具合。
券売機は入り口左手。
食したのは、
油そば(汁なし)。
値段は900円。
食券を渡してから8分ほどで
手を向けながらの「ニンニクは?」の発声に、
「そのままで」お願いする。
大き目の丼に入った一杯が
カウンターの上に置かれる。
(写真の写り方がちょっと変)
事前に野菜増し申請をしなかったので
盛りはこんなものか。
(これも写り方が変だな)
チャーシューはほぐし。
以前はもっとごろんとしていた記憶。
中央には卵黄。
野菜はモヤシ主体にキャベツが少々。
そこそこしゃき感の残る茹で加減。
全体量がそれほどでもないので
一気呵成に天地を返す。
麺は中、やや細、厚みある平、軽く捻じれ。
そして一本がむちゃくちゃ長く、ずるっと啜るのは
とてもとてもムリ。
なので箸を駆使し、口の中に押し込む様に、
いっぱいになったところでおもむろに咀嚼する。
表面でろ気味で芯まで良く茹り、
ぐみっと歯を立てもごもごと噛み締めれば
口中が麦の旨味で満たされる。
激熱ではないので食べ易く、
無茶無茶幸せを感じる瞬間。
味付けはたっぷり背脂に醤油のカエシ。
麺と野菜を食べるには最適な
しょっぱウマさ。
尖りのない鹹さが舌にびんびん響き、
これは直接飲んだら凄くカラダに悪そう。
途中、ミルに入った黒胡椒を挽いて味変。
ピリ辛が足され、更に乙な感じに。
汁は多めに入っていたようで
麺と具材を食べ切ってもかなり残る。
評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
いや~美味しかった。十年以上を経て
事業継続出来ているのが納得の一杯。
店は古びて、オヤジさんも歳をとったけど(人の事は言えんが・・・・)、
まだまだ頑張って頂きたい。