【新宿野村ビル地下二階】飲食店街の一軒。
『本店』に行ったのは四年前、満足度の高い一杯だった。
店内は厨房を囲むL字型十九席のカウンター。
11:15の入店で先客は六。その後
食べ終わって出るまでの来客は二。
券売機は店の外右側。
食したのは、
真鯛の味玉つけめん。
値段は1,030円。
先達のレポを読むと
特製で1,050円だったようなので、
10月1日を境に、随分な値上げに踏み切った模様。
食券を渡すと味の確認があり
塩/醤油から前者を選択。
7分ほどで麺とつけ汁がカウンター越しに渡される。
麺は大きな丼の底の方にちんまりと纏っている。
やや細、ストレート。
表面はつるんと艶々。
パスタようの形状はちゅるっと啜れ
口当たりも滑らか。
しこっとした噛み応え、喉越しも良い具合。
量は200gほど。幾らかを足して中盛にした方が良かったか。
つけ汁鯛塩。
表面には三つ葉、柚子片もちょっぴり入る。
透明感もありさらさら。油も厚めに覆う。
鯛らしさは軽め。その分、塩気が強め。
また、鯛油でコクを補っている印象。
アラを炊いた時のようなクセを感じる。
完飲はせず。
チャーシューは薄めの低温調理が一枚。
ハムにも似た食感。味付けも上々。
白髪葱が一盛り。
これはつけ汁に合う。
メンマは長い穂先が一本。
軟らかく発酵香も。これも美味しいなぁ。
(写真は鶏忘れたものの)玉子の茹で加減は絶妙。
黄身がとろんとし、微かに薫香も。
評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。
ただ総体として見た場合に、これで千円超えはきつい。
『翔』にしては、期待通りではない一杯。