RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

らぁ麺 虎武(2)@内幸町 2021年6月28日(月)

一年二ヶ月振りの標題店。

新規開店からまださほど月日が経っていないのに多くの店にその「貝出汁」のフォーマットを卸している。
例えば、こことか。

  その大本の味はどうだったかしら、と気になって久方振りに足を向ける。


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店内は厨房に向いたストレート三席と窓に向いたやはり三席のカウンター、

二人掛けのテーブルが四卓。


11:35の入店で先客は三。

その後食べ終わって出るまでの来客は一。

 

券売機は入り口正面。


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食したのは、貝出汁 味玉醤油つけ麺 あさり昆布水仕立て。

値段は980円。
食券を渡してから6分ほどで麺とつけ汁が同時に供される。

 

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こうして見ると、やはりこれで一杯のラーメンに見えなくもない。

 

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チャーシューはトランプ大の低温調理ロース肉が一枚。

かなり生っぽい外見。


出汁を採るのに使った残滓だろうか、

細かく刻まれた昆布がねっとりとかたまって置かれている。

でもこれは、味の邪魔にはららんよね。

 

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玉子の表面は薄く色付き半分に割れば硬めの茹で加減。
黄身はほくほくとして美味しい。

 

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麺は細、捻じれ。茶色い粒子が散在する全粒粉。
透明感あり表面はつるつる。するっと啜れば、しこっとした噛み応え。
量は200gちょっとか。

 

昆布+浅利の出汁は軽い粘度あり。

そのまま口に含めば上品で尖りのない旨味。

勿論、つけ汁に漬けても喧嘩はせず。
最後はほぼほぼ完飲してしまう。

 

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中途、酢橘を振り搾り酸味をプラス。

あまり粘度が強くならずに飲みやすい。

 

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つけ汁にも、チャーシューは入っているが出され方が面白い。

花札大のバラ肉が一枚。
ホウレン草と白髪葱、微塵切りの紫玉葱も入り表面には油の層、

その下には澄んだ琥珀色。
貝出汁のクセのある味は特徴的。

使う種類によって他所との差別化になるのだろうが、

ここくらい特色があっても、結構イケてしまう。
醤油も鹹過ぎず、深みのある日寝た旨味が好ましい。

 

評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。

 

「期間限定」と書かれている《貝まぜそば》も気になるところ。
でも他にも行きたい店はあるしどうにも悩ましい。