直近八年間で六回の「食べログ百名店」に選ばれている。
まぁ、「食べログ」自体は一種の指標も、
美味しいモノ好きの人が激賞しているのが背中を推す。
行列店と聞いているので早めの行動を心がける。
11:10の店頭着で先待ち三人。その後、
するすると列は伸び、開店時には十人以上の並び。
11:20には店員さんが出て来てメニューと、
ご飯・キャベツの盛り、お茶の冷温(!)の確認が。
食したのは
ランチ上ロースかつ定食。
値段は2,000円(税込)。
ご飯とキャベツは当然、大盛りで。
お茶は季節外れの寒さを鑑み、熱めで(笑)。
定刻通り、11:30に暖簾が掛かる。
店内はカウンターが各所に、
テーブルも大小配され十数人は入れそう。
一式が揃えられ配膳されたのは15分後。
揚げ時間そのものも掛かるし、
お弁当のカツも並行して揚げている。
一時に揚げる枚数も絞っているよう。
ご飯の盛りはさほどでもない。
カツを上面から見てもそれほどの感動はないものの・・・・、
一枚をひっくり返して吃驚!
3㎝以上の厚みがある。
中心はほのピンク。
「檸檬を搾って岩塩で」とのことだが、
先ずはそのままを食べてみる。
口に入れれば熱々で火傷をしそうに。
衣はぴったりと肉に貼り付く。
脂肪は少な目も、じゅわっと美味しい。
肉質はきめ細かく、
品の良い豚の味もしっかり。
厚さの割にはすっと歯が通る。
次いで、檸檬+岩塩。
そして、辛子を付けて。
最後は醤油系で食す。
漬物は少量も、
さっぱりと良い箸休めに。
キャベツは量が多い。
半分は紫蘇ドレッシングで、
もう半分は特製スースでわしわしと。
味噌汁は煮干しの出汁が効いたもの。
厚い銀杏に切られた大根の存在感あり。
店の告知には四つのこだわりとして、
豚肉、揚げ油、パン粉、お米が挙げられている。
他の店に比べれば上々の出来も、
今年の新米はやはり昨年の猛暑の影響を相当受けているなぁと思う。
カツとキャベツとご飯でお腹がいっぱいに。
でも食べ終わるのには15分ほどで
当然イの一番。
会計は渡された伝票を持ち、
食後に出口脇のレジで。
かなりの満足度で
「ご馳走様」の発声にも力がこもる。
店頭に回って見れば、外待ちは十人以上が継続。
味わうだけなら、弁当の方が良いかもしれぬが。