《串揚げ》を食べるのも、随分と久方振り。
複数回行った銀座の店は閉まってしまったし、
専門店ではないものの『波留乃屋@溜池山王』にも
もう四年も行けていない。
標題店は{京串}を標榜、
ラードを使いさっくりと揚げているのがウリのよう。
本来ならカウンターに陣取り
「ストップ」を掛けるまで出し続けて貰うのが筋も、
当日は複数人で卓を囲む。
テーブルの上には天面が穴開きの鉄製の台が置かれ、
串揚げはそこに運ばれる寸法。
一度に二品ずつ供され、
個別に懐紙が置かれた皿に移動させ
指定の調味料をつけて食す流れ。
勿論、つける調味料は強制ではなく、
あくまでもオススメ。
このようなカタチで(コースなので)二十串弱が出される。
調味料は五種類。
何れもさくっと揚がり、
素材単体のもの取り合わせのものと
舌を楽しませてくれる。
ただねぇ、写真に撮ってもかわり映えはなく、
面白味には欠けるのだが(笑)。
野菜類も出され、箸休め的に合間合間に。
キャベツはお代わりが可とのことで
二度ほどお願いする。
以前は三十品ほどを平気で食べたが、
今回はその半分ほどで腹八分目。
この歳では、それくらいが十分かもしれない。