RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

麺処 諭吉@大門 2024年3月27日(水)

三ヶ月前に『THANK』『SUNDAY』と入れ替わった跡地、
【芝パークビル】の対面にオープンの新店。

自分が行ったのは『THANK』までとの記録。

店内は厨房に向いたL字型七席のカウンター、
二人掛けのテーブルが八卓。

11:00の店頭着で丁度
暖簾が掛けられるタイミング、イの一番。

その後、食べ終わって出るまでの来客はゼロ。


券売機は入り口右手。

 

食したのは、
中華そば+麺大盛(1.5玉)。
値段は850+150で1,000円。

麺は
手揉み太麺
細麺
の選択性も、券売機のボタンが分かれているので注意が必要。


食券を渡してから4分の待ちで供された一杯。

端整な佇まいに見える。


チャーシューは花札大のバラ肉が二枚。
5㎜以上の厚みがあるが、ほろっと崩れる軟らかさ。
軽く甘辛い味も染みている。


メンマは極太の拍子木状。
繊維ははらっと解れ
薄味で瑞々しい味わい。


中央にたっぷり盛られた葱が印象的。
味も存在感がある。


麺は中、やや細、縮れ。
表面はつるつるとよく滑り、
ずるっと啜ればもっちりな噛み応え。

喉を降りる素直さは心地好い。

量は200gほどか。


スープは清湯醤油で透明感あり。
表面の透明の油は厚めで最後まで熱々。

豚骨ベースと思われるが、
貝の味も淡く感じる。

醤油の鹹さも強くなく出汁も軽め。
かなりあっさりな食感で
ほぼほぼ飲み干してしまうが、
旨味成分は強かった様子。


評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。


《味噌》推しの店のようだが
値段を勘案すると、なかなかに辛いものがある。

 

 

 

 

 

 

 

ラーメン ぶぅさん(2)@戸越公園/荏原中延 2024年3月20日(水)

目当ての店の営業時間を間違って認識していたことに直前に気づき、
急遽行先変更。

まぁ標題店も未食メニューがあるので
全く無問題。

10:58の店頭着で先待ち五人に接続する。

開店間もなく満員になり、その後は
中待ち・外待ちが継続する繁盛状態。

店内は厨房に向いた
五席と三席のカウンター、
四人掛けのテーブルが二卓。


券売機は入り口右手。

食したのは、
特製油そば(生卵付き)。
値段は950円。

二年四ヶ月前より+80円の値上げ。

二種のトッピングは、
葱と生姜に赤丸を付け食券をカウンターに置く。


先んじてトッピング類が供される。

生姜は細かく刻まれ量も多い。


1ロット五杯なので
セカンドロットになり
15分の待ちで「ニンニク入れますか?」の声掛け。

文字通りの意味なので「抜き」でお願いし
供された一杯。

野菜の量はデフォでもたっぷりめ。

横から見て良い具合の盛り上がりで
95%はほくほくのモヤシに
キャベツは少々。

カラメも掛け回されているので、
そのままを大口で四回ほどを咀嚼し
天地を返す。

麺は中、平、捻じれ。
芯にはしっかりとコシがあり、
ごわりとした食感。

硬めの茹で加減。

口いっぱいに頬張れば
麦の旨みは滲み出す。

量は250gほど。


原型を保った豚は入っておらず、
解して鹹辛甘味を付けたものが。

どちらかと言えば味変用か。


揚げ玉もたっぷりは嬉しい。

 

味付けは醤油と葱油と脂。
黒胡椒も強めに効く。

醤油の鹹さと
脂の重みは軽めで腹に響くことはない。

トッピング類を適宜混ぜ込み、
蓮華を使い綺麗に掬い切る。

とりわけふやけた揚げ玉が
随分と美味しい。


食べ終わるのに7分ほど。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


まださほどの気温にはなっていないのに、
《つけ麺》のオーダーがロット1杯くらいの比率で入る。

次の機会があれば、試してみたいもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葡萄の牙@大森 2024年3月14日(木)

夜はステーキとワインの店が
昼時は「肉そば」と書かれた暖簾と幟を出す。

【大森北一ハイツ】は【一階】に飲食店のテナントが相当数入っており
その中の一角。

店内は奥に細長いL字型九席のカウンター。

11:30の入店でイの一番。その後
食べ終わって出るまでの来客は二。


オーダーは直接。会計は食後にカウンター越しに。

食したのは、
バジル 肉南蛮そば。
値段は1,000円。

店頭とカウンターに置かれているメニュー表記は共通も
カウンター上に貼られている名称が異なっているので
ちょっと混乱する。


オーダーから6分の待ちで
麺とつけ汁、味変用の檸檬も扇形の盆にセットされ供される。

やはり{港屋インスパイア}と判る外見。


麺の丼の盛り込みはなかなかに豪華。


肉が複数枚。とは言え、取り立てての感動は無し。

ミニトマトが一個。


水菜と葱はたっぷりめ。

刻み海苔も多目に盛られている。


味玉半分は黄身がもふもふの茹で加減。
醤油系の出汁も良い塩梅に染みている。


肝心の蕎麦はやや細、ストレート。
ちょっとだけウェーブ。

黒々としエッヂは立ち、粒子が高密度で散在。
香りは高い。

ずるっと啜れば、思いの外ごわりとした食感。
格闘感の片鱗あり。

量は250gの表示。


つけ汁の表面にはたっぷりの白胡麻
赤みもさしている。

最初はさほどの辛さではないが
次第に唇がジンジンとして来る。

出汁のベースは甘辛く、
それにバジルの味が上手い具合に絡む。

なかなかの工夫。


檸檬は麺に搾り掛けて下さいとのことだったので
それに従う。
工夫されたユニークな味変。


最後はポットに入り置かれている蕎麦湯を注ぎ、
さらさらと完飲。


評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。


基本の《肉そば》の方がコスパが良いのかな?とも思ったが、
盛り込みの内容が異なっているよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中華そば 天辺月(4)@大森 2024年3月7日(木)

全てのメニューを制覇したつもりでいたのだが、
新メニューがリリースされたと耳にした。

で、一年振りの標題店。

店頭の看板を見やり、
大きく頷いて入店。

店内は両の壁に向いた各四席のカウンター。
奥にはテーブル席。

11:35の時点で先客は四。その後
食べ終わって出るまでの来客は五。


券売機は入り口右手。

食したのは、
濃厚鶏骨 鶏そば(細麺)+麺の大盛り。
値段は950+110で1,060円。

壁に貼られた口上を見ながら
待つこと9分で供された一杯。

おや ひじき や エリンギ は
入ってないのね。
が、全体的にはリッチな盛り込み。


玉子半分の茹で加減は善し。
醤油系の出汁も良く染みている。

つくね よりも ハンバーグに近い肉塊の大きさ。
幾つもの部位の集合体か。
ふうわりしながら旨味が染み出し美味しい。


雲呑二つは皮が多目。でも
つるんとした口当たりが楽しい。
中の餡はやはり鶏肉。


トッピングされた葱とカイワレは変わらず。
紫玉葱は極微塵。


麺は細、ストレート。
表面はざらりとしながら
噛めば さくり よりも軟らかな しんなり 寄り。
ぷつっと歯が通り、やや喉に絡み乍ら胃に落ちて行く存在感。

量は200g強はある。


スープは濃厚な鶏白湯で粘度あり。

やや茶濁は鶏骨のためか。
麺への纏わりも十全。

置かれた途端から香りも強く立ち上がる。

鶏の旨みがたっぷりと溶け出し
鹹さは控えめ。

中途から颪生姜も加え味変。

元々の量が多くないこともあり
久々に完飲してしまう。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


千円近い値付けが納得のクオリティの
麺・スープ・具材。

もう少し気温が高くなったら、
やはり新メニューの《鶏つけそば》を食べに来よう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一点張@赤坂 2024年3月5日(火)

創業五十年を超える老舗、且つ
訪れることが多い街なのに
今まで未訪。

《味噌》は個人的な優先度が低めな上に、
いつ前を通っても混んでいるのがその理由。


でも今日は気温も高くないことに加え、
外から覗けばカウンターに空き席が見える。

こりゃ~突入するしかない。

店内は厨房に向いたストレート九席のカウンター、
二人掛けのテーブルが三卓。

11:30の入店で空き席は二。その後も
続々の来客で満員が維持される。


オーダーは各所に置かれたメニューを見て直接。
会計は食後に入り口前のレジで。

食したのは、
みそ+麺大盛。
値段は900+100で1,000円。

ランチタイム無料ライスの確認もあり。


ほんの3分ほどの待ちで供された一杯。

湯気がもうと上がるので
カメラのレンズが曇ってしまう(笑)。

丼は大きく、縁はぶ厚い。


チャーシューは大人の掌大、
ロース肉が一枚。

厚みもそこそこありつつ
軟らかく歯が通るが、若干
切り置きっぽい匂い。


天辺にはたっぷりの葱と
きぬさや。

葱がこのスープにはばっちり合う。


その下にはメンマが多目に。
軟らかく優しい味付け。

更にその下にはモヤシが一掴み。
これもスープには合うよなぁ。
シャキ感の残る茹で加減。


麺は細、ストレート、緩くウェーブ。
表面はつるつるも、
歯を立てればぷりっよりももっちり寄りの加減。

量は200gほどか。


スープの味噌は白と赤の合わせのよう。

まったりしたコクはあるも
とげとげしさのない鹹さの具合が良い。

時として酒粕のような
発酵味もあり。

葱やモヤシを追い掛け
半分ほどを飲む。
それでも喉が渇くことはない。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


永く愛されていることが納得できる、
体もほっと温まる一杯。


出口は入り口と反対側に設定されているが、

ここから出る人を見かけなかった・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーメン徳豚 蒲田店@蒲田 2024年3月3日(日)

『ちばから』の跡地に二週間前にオープンの新店。
{G系}の後にまた{G系}とは随分とふるっている。

先の店には「@渋谷」の頃に二度ほど行ったことがあるので
優先度は低めだったものの、まさか移転するとは思わなかった。

場所は【西口】に出て
サンライズ蒲田】アーケード街を抜けた最初のブロックの右手。

店内は厨房を囲むL字型十一席のカウンター、
四人掛けのテーブルが一卓。

11:15の入店で先客は三。その後
食べ終わって出るまでの来客は二。


券売機は入り口左手。

食したのは、
小ラーメン。
値段は850円。


案内には
トッピング確認は提供時と書かれているが、
実際は食券を渡した際に。

大蒜:抜き
野菜:増し
背脂:普通
味の濃さ:普通
で、お願いする。


そこから5分の待ちで供された一杯。

野菜の盛りは
これくらいなんだな。

横から見ても僅かに盛り上がっている程度。
キャベツはそこそこ入っている。

かなりしゃき感の残る茹で加減。
上に多目に乗っている脂を頼りにわしわしと食べ始めるが、
ぴんぴんと跳ねるのでなかなか食べ辛い。

揚げ葱も入っているようで、
スープを吸って良い具合に絡み付く。


豚は店名とは裏腹に少々寂しい。
子供の掌大、1㎝厚が一枚。

ちょっとだけ筋が当たるが
概ね軟らか。

味も軽めに染みている。


麺は中、ストレートで厚みあり。
表面は荒れておらず滑らか。
なので、プラ箸だとかなり掴み辛い(刻みが入っていても)。

口の中にぐいっと押し込めば
むぎゅっとした歯触りで
芯にはごわっとした感覚。

美味しい。

量は200gほどはあり。


スープは微々乳化の豚醤油。

豚の出汁感と醤油の鹹さは軽め。
化学の力はちゃんと感じる。

全体的には軽めの印象も
七割ほどは残してしまう。


評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。


食べ終わるのに7分ほど。

穏当な一杯は{G系}が大量に跋扈する界隈では
果たしてどうだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

銀座 嚆矢@新橋/銀座 2024年3月2日(土)

昨年9月に『風見』の跡地にオープン。
やはり『篝』『蝋燭屋』を展開するグループの出店。

一軒先の『篝』は、外人さんで凄い行列。

店内は厨房に向いたストレート七席のカウンターで
まるっきりの居抜き(当たり前、か)。

2分前の着で先待ち一人。その後
食べ終わって出るまでの来客も一。


券売機は入り口左手。

食したのは、
黒豚豚骨醤油ラーメン+麺の大盛り。
値段は1,300+150で1,450円。

ちなみに麺の硬さや
書かれている麺種についての確認は無し。


食券を渡してから8分の待ちで供された一杯。

香りも見た目も{家系}ライク。
ただ鳴門の存在はやや異色。


鳴門の削ぎ切り一片は の の字に置かれている。

しゃきっとしたキャベツは同じ大きさに切り揃えられ
量も多い。

青菜はホウレン草と書かれているが、
小松菜に近い味と食感。


チャーシューは大人の掌大
5㎜厚のロース肉が二枚。

ほろっと軟らか。
事前にさっと炙られ、
加えて塩豚のような発酵香。


海苔三枚は厚みあり香りも良い。


麺は、やや細、ストレート、ゆるくウェーブ。
一本はちょっとだけ短め、
つるりとしもっちりした噛み心地。

量は200gほど。


スープは茶濁した豚骨で{家系}を彷彿とさせるもの。
醤油の鹹さは無く、出汁の旨みはしっかり感じられ。

臭みは無く、一方で豚らしい匂いはちゃんとして、
ミルキーで滑らかな口当たりは力強さもあり
七割ほどを飲んでしまう。


評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。


軟らかさを感じるコクでまろみもあるスープと麺の出来は出色。

{ネオ家系}らしい味わいも
やはりネックは価格(笑)。

無料ライスはありも
自分も含め頼んでいる客はおらず。